an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

2017-01-01から1年間の記事一覧

「没薬を混ぜた葡萄酒」を飲まなかった御子イエス

マタイ27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。 御子イエスが十字架に架けられる前に差し出された「苦味を混ぜた葡萄酒」の「苦味」と和訳されている原語 【χολή cholē…

神の言を売物にせず

Ⅱコリント2:17 (口語訳) しかし、わたしたちは、多くの人のように神の言を売物にせず、真心をこめて、神につかわされた者として神のみまえで、キリストにあって語るのである。 (新改訳) 私たちは、多くの人のように、神のことばに混ぜ物をして売るよ…

父なる神の約束:真の贈り物

使徒1:1-5(新改訳) 1 テオピロよ。私は前の書で、イエスが行ない始め、教え始められたすべてのことについて書き、 2 お選びになった使徒たちに聖霊によって命じてから、天に上げられた日のことにまで及びました。 3 イエスは苦しみを受けた後、四十日…

エリサベツの引き籠り

ルカ1:5-25(新改訳) 5 ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。 6 ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。 7 エリサベツ…

霊における「物乞い」の至福

マタイ5:1-12 1 イエスはこの群衆を見て、山に登り、座につかれると、弟子たちがみもとに近寄ってきた。 2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて言われた。 3 「こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。 4 悲しんでいる…

「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません」の真意

マタイ10:5-6 5 イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけ、ません。 6 イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。 12使徒を選び、宣教に遣わす前に御…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(3)

●文脈の重要性 この箇所は、最後の晩餐のときに、主イエスが十二弟子に語られたことの一部です。ヨハネの福音書の13章から16章までに書かれていることは、基本的にすべて十二弟子に対する言葉ですから、彼ら以外の信者には適用できない内容が含まれるのです…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(2)

(1)の続き 主イエスは、後になると十二弟子が、新約聖書を書くことになったり、教会の土台となる教えを担うようになる(エペソ2:20)ことを想定して、この御言葉を語りました。敢えてこの箇所の「すべての真理」を定義づけするなら、教会の土台となる教…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(1)

ヨハネの福音書の13章から16章までに書かれていることは、基本的にすべて十二弟子に対する言葉ですから、彼ら以外の信者には適用できない内容が含まれるのです。ヨハネ16:13は、正に適用できない部分です。 (一部引用) このような主張は、聖書的に正当性が…

異邦人が全部救われるに至る時まで

ローマ11:25-27 25 兄弟たちよ。あなたがたが知者だと自負することのないために、この奥義を知らないでいてもらいたくない。一部のイスラエル人がかたくなになったのは、異邦人が全部救われるに至る時までのことであって、 26 こうして、イスラエル…

主なる神が「偽りを信じるように迷わす力を送る」時がやがて来る

Ⅱテサロニケ2:9-12 9 不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、 10 また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対す…

来臨の兆候と人間の弱さ

マタイ24:36-44 36 その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。 37 人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう。 38 すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は…

【parousia】と「キリストの地上来臨」の関連性に関する検証

第二テサロニケ2:1-12 1 さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの来臨と、わたしたちがみもとに集められることとについて、あなたがたにお願いすることがある。 2 霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によ…

ダニエル書12章の預言と大患難期

ダニエル12:1-13 1 その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。すなわちあの書に名をしるさ…

「二人の証人の活動期間」と「獣の活動期間」

黙示録11:1-13 1 それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。 2 聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異…

エリクソン氏の「再臨の切迫性」に関する意見の検証

M・J・エリクソン氏は『キリスト教神学 第4巻』の中で「再臨の切迫性」というテーマに関して、大患難前携挙説の論拠を列挙した後、以下のような意見を記している。 しかしながら、よく調べてみると、これらの議論に十分な説得力はない。ご自身が来ることに…

「Θ」の文字が刻みこまれたリベルテンの家族の石碑

ボローニャ市立考古学博物館のエントランスに展示してある、紀元前一世紀後半から末の時代の石碑。 左の初老の男性とベールで頭を覆った女性は、それぞれ「リベルテン」つまり奴隷としての社会地位から解放されローマ市民権を獲得していた人物(使徒行伝6:…

『ダニエル書「第70週の契約」』に関する検証

ダニエル書9章に啓示されている「第七十週の契約」に関して、御子が十字架の贖罪のわざによって成し遂げた契約であるという解釈を展開している。全体的に難解で何度か読まないと理解しにくいところがあったが、少なくとも『マタイによる福音書』に記録され…

キリストの顕現を待ち望む霊

花嫁と花婿の呼びかけ

黙示録22:16-21 16 「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」 17 御霊も花嫁も言う。「来てください。」これを聞く者は、「来てくださ…

「主イエスの御名によってバプテスマを受けていただけ」

使徒8:9-19 9 ところが、この町にシモンという人がいた。彼は以前からこの町で魔術を行なって、サマリヤの人々を驚かし、自分は偉大な者だと話していた。 10 小さな者から大きな者に至るまで、あらゆる人々が彼に関心を抱き、「この人こそ、大能と呼ば…

神の義:「宥めの供え物」として示された御子イエス

ローマ3:21-26(新改訳) 21 しかし、今は、律法とは別に、しかも律法と預言者によってあかしされて、神の義が示されました。 22 すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありま…

「なだめ」「償い」「和解」

Ⅰヨハネ2:1ー2(新改訳) 1 私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯したなら、私たちには、御父の御前で弁護してくださる方があります。それは、義なるイエス・キリストです…

「十字架の友」としての教会

家庭に、学校に、仕事場に、「自分の居場所」を見出せない魂に 「場所ではない居場所」を提供する力と責任を教会はもっていると思う。 どこに行っても居心地悪さしか感じない、しかもその理由がわからない魂が、 仮面をかぶらず、身構えないでそのまま入って…

主なる神の不思議な導き

(赤でアンダーラインを引いたところがピリピとローマ) 一般的に使徒行伝16章に記述されているピリピ(Philippi)の教会の誕生のエピソードに基づいて、「ルデヤはキリストの福音を受け入れた最初のヨーロッパ人で、しかも女性だった」とか「ピリピ教会が…

「幼子」、そして「乳母」「父」のように

『新改訳2017』では、Ⅰテサロニケ2:7が以下のように変更されているらしい。 さて、底本が変わることによって翻訳にどれくらい違いが生じるのでしょうか。実のところ、底本が変わっても、本文の変更は全体から見ればごく一部です。また変更された箇所…

主の山の備え

創世記22:1-19 1 これらの事の後、神はアブラハムを試みて彼に言われた、「アブラハムよ」。彼は言った、「ここにおります」。 2 神は言われた、「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭とし…

自分の影に怯える子供

Una bambina che ha paura dell' ombra 勿論この女の子は「しつこく付きまとう黒い何か」が、太陽の光に照らされた自分が生み出している影であることを理解していないから怯えているのだが、霊的な次元に適用すると、私たちの在り方と共通する点が少なくない…

『ボローニャで中世のユダヤ人墓地が発見される』

RITROVATO IL CIMITERO EBRAICO MEDIEVALE DI BOLOGNA DISTRUTTO NEL 1569, SE NE ERA PERSA OGNI TRACCIA Con le sue 408 sepolture è il più grande finora noto in Italia. L'eccezionale scoperta sarà il fulcro di un progetto di studio e valorizzaz…

救われていないから救いを求め、そして「信じる者はみな救われる」

信じる者は救われる、のか 社会学者 橋爪大三郎 :日本経済新聞 信じる者は救われる、のか 社会学者 橋爪大三郎 2017/11/14 14:00 情報元 日本経済新聞 電子版 スピリチュアル(霊性)の話の三回目。 救世軍(メソジスト教会系)の社会鍋。♪信じる者はみーん…