an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『ローマびとへの手紙』(5)信仰の従順

ローマ1:5(新改訳) このキリストによって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。それは、御名のためにあらゆる国の人々の中に信仰の従順をもたらすためなのです。 ここにはパウロと彼の同労者が、「キリストによって」、「使徒の務め」を受けたこと…

『ローマびとへの手紙』(4)ダビデの根また子孫

ローマ1:3aー4 御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。 これがわたしたちの主イエス・キリストである。 ここでは、御子イエス・キリストに関する簡潔で深遠な啓示が記述…

『ローマびとへの手紙』(3)神の福音は御子に関するものである

ローマ1:1-4 1 キリスト・イエスの僕、神の福音のために選び別たれ、召されて使徒となったパウロから―― 2 この福音は、神が、預言者たちにより、聖書の中で、あらかじめ約束されたものであって、 3 御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの…

『ローマびとへの手紙』(2)キリスト・イエスの僕そして使徒

ローマ1:1-4(前田訳) 1 パウロ、キリスト・イエスの僕、召されて神の福音のため選ばれた使徒から・・ 2 この福音は、神がその預言者たちによって聖書でかねて約束されたもので、 3 そのみ子についてのことです。彼は肉によればダビデの末から生まれ、…

『ローマびとへの手紙』(1)パウロ

ローマ1:1-7 1 キリスト・イエスの僕、神の福音のために選び別たれ、召されて使徒となったパウロから―― 2 この福音は、神が、預言者たちにより、聖書の中で、あらかじめ約束されたものであって、 3 御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの…

「涙をもって種を撒く」イエス・キリスト

西暦6年にユダヤ・サマリア・イドマヤの地方がローマ帝国の属州となってから、第一次ユダヤ戦争の結果、西暦70年にエルサレムが神殿と共に破壊され尽くすまでの期間は、ユダヤ人の民族意識にとっては異邦人による被支配という非常に屈辱的な時期であった…

要点は、かしらなるキリスト

へブル8:1-2 1 以上述べたことの要点は、このような大祭司がわたしたちのためにおられ、天にあって大能者の御座の右に座し、 2 人間によらず主によって設けられた真の幕屋なる聖所で仕えておられる、ということである。 和訳ではほぼすべてのバージョン…

人に惑わされないように気をつけなさい

マタイ24:1-28 1 イエスが宮から出て行こうとしておられると、弟子たちは近寄ってきて、宮の建物にイエスの注意を促した。 2 そこでイエスは彼らにむかって言われた、「あなたがたは、これらすべてのものを見ないか。よく言っておく。その石一つでも…

動機

マタイ22:15-22 15 そのときパリサイ人たちがきて、どうかしてイエスを言葉のわなにかけようと、相談をした。 16 そして、彼らの弟子を、ヘロデ党の者たちと共に、イエスのもとにつかわして言わせた、「先生、わたしたちはあなたが真実なかたであっ…

「カラス」と「異邦人のやもめ」と「死体」

Ⅰ列王17:1-6 1 ギレアデのテシベに住むテシベびとエリヤはアハブに言った、「わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられます。わたしの言葉のないうちは、数年雨も露もないでしょう」。 2 主の言葉がエリヤに臨んだ、 3 「ここを去って東に…

あなたがたのうちにはイエス・キリストがおられることを、自分で認めないのですか。

Ⅱコリント13:5(口語訳) あなたがたは、はたして信仰があるかどうか、自分を反省し、自分を吟味するがよい。それとも、イエス・キリストがあなたがたのうちにおられることを、悟らないのか。もし悟らなければ、あなたがたは、にせものとして見捨てられ…

赦しと和解について(2)

牧師の解決能力 : 村上 密 Blog 「赦しと和解」これほど切実で、また複雑な問題はない。通常は、「一つの教会の中の信徒らの間で起きた問題を、指導者としての立場の牧師が仲裁に入る」というケースが多いが、牧師自身が当事者である場合や、教団や牧師会の…

十字架体験(2)引きずり込まれ、堅固な足場を失う危険

十字架体験(1)を読んで、「私の十字架体験は深いものだから、大丈夫」とか「一度新生体験して救われたら、それを失うことはないから大丈夫」などと心の中で思った読者もいるかもしれない。勿論、個人の信仰経験を他人が量ったり、裁いたりすることは愚か…

十字架体験(1)

ガラテヤ1:6 あなたがたがこんなにも早く、あなたがたをキリストの恵みの内へお招きになったかたから離れて、違った福音に落ちていくことが、わたしには不思議でならない。 ガラテヤ3:1 ああ、物わかりのわるいガラテヤ人よ。十字架につけられたイエス…

「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」と命じた神

創世記22:15-18 15 主の使は再び天からアブラハムを呼んで、 16 言った、「主は言われた、『わたしは自分をさして誓う。あなたがこの事をし、あなたの子、あなたのひとり子をも惜しまなかったので、 17 わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなた…

「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(11)追記

ルカ23:39-43 39 十字架にかけられた犯罪人のひとりが、「あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、またわれわれも救ってみよ」と、イエスに悪口を言いつづけた。 40 もうひとりは、それをたしなめて言った、「おまえは同じ刑を受けてい…

「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(10)まとめ

「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(1) 「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(2)主が裏切られた夜 「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(3)邪悪な値踏み 「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(4)ユダはゲツセマネ…

「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(9)ミドラーシュの中のメシア論

マタイ27:3-10 3 そのとき、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長、長老たちに返して 4 言った、「わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました」。しかし彼らは言った、「それは、…

「人の子の死」と「イスカリオテのユダの死」(8)マタイの預言引用

マタイ27:9-10 9 こうして預言者エレミヤによって言われた言葉が、成就したのである。すなわち、「彼らは、値をつけられたもの、すなわち、イスラエルの子らが値をつけたものの代価、銀貨三十を取って、 10 主がお命じになったように、陶器師の畑の代…