an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

教会の本質―マタイ18章の考察(2)

マタイ18:6-14 6 しかし、わたしを信ずるこれらの小さい者のひとりをつまずかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海の深みに沈められる方が、その人の益になる。 7 この世は、罪の誘惑があるから、わざわいである。罪の誘惑は必ず来る。しかし…

教会の本質―マタイ18章の考察(1)

マタイ18:1-5 1 そのとき、弟子たちがイエスのもとにきて言った、「いったい、天国ではだれがいちばん偉いのですか」。 2 すると、イエスは幼な子を呼び寄せ、彼らのまん中に立たせて言われた、 3 「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようになら…

教会について

「教会」について歪んだ考えを持っている人は少なくない。神を礼拝する人間と神を礼拝する行為という二つの要素に、礼拝する場所である建造物を加えてしまうのである。しかも、それがまるで不可欠な要素であるかのような考え方に縛られてしまっているのであ…

心の色

たまに帰ると日本の湿度の高さに参ってしまう。しかし先日、この苔のある風景を見て、湿度が高いことから生まれてくるその美しさに感動してしまった。あの深い緑は、アルプスを越えてフランスへ行った時にみた目の覚めるような緑とも違う、私のもはや危うく…

キリスト教は趣味?

「キリスト教は本質的に何の影響をもたらさず、一つの趣味に過ぎない」と批判する人がよくいる。大概、個人的に起きたネガティブな経験に基づいた意見なので、表層的な反応は百害あって一利なしである。 まず「キリスト教」という大雑把な概念を対象に批判す…

友を研ぐ友

箴言27:17 新改訳 鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる。 ヨハネ15:13-16 13 人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。 14 あなたがたにわたしが命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友であ…

キリストを「気化」する者に注意せよ

キリストの十字架による贖いを経験せずに、私たち罪びとが神の永遠の命を持つことができると教える人がいる。キリストの死と復活に対して一つになることなくしては、誰も幼子のようにはなれないし、御子の霊を受けることはできない。 キリストを宣べ伝え、キ…

獅子がいる!?

ヨハネ13:1-5 1 過越の祭の前に、イエスは、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時がきたことを知り、世にいる自分の者たちを愛して、彼らを最後まで愛し通された。 2 夕食のとき、悪魔はすでにシモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏…

フライト待ち

今回は、フランクフルトで四時間近く羽田への飛行機を待つことになった。ヒューマン・ウォチングの格好の機会となった。色々な国籍の人々がいる。ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアなどの人種が入り混じって、皆それぞれの目的地へのフライトを待っている…

『舟を編む』を観て

本日から日本に一時帰国している。帰りの飛行機の中で、『舟を編む』という映画を観た。普段、日本の映画を見る機会はないが、想像していた以上にテーマも作りも秀逸だと思った。ページをめくる音や鉛筆が紙の上を走る音は、何とも言えなく心地よい感じであ…

キリストの体(2)自傷行為

ガラテヤ5:15 気をつけるがよい。もし互にかみ合い、食い合っているなら、あなたがたは互に滅ぼされてしまうだろう。 もし「自傷行為」「Self-harm」という言葉で画像検索をしたら、その直視できないような画像に身の縮む思いをするだろう。 冒頭の聖句…

キリストの体(1)

Ⅰコリント12:12-27 12 からだが一つであっても肢体は多くあり、また、からだのすべての肢体が多くあっても、からだは一つであるように、キリストの場合も同様である。 13 なぜなら、わたしたちは皆、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つの…

聖書を愛する生き方

ハバクク1:5 諸国民のうちを望み見て、驚け、そして怪しめ。わたしはあなたがたの日に一つの事をする。人がこの事を知らせても、あなたがたはとうてい信じまい。 使徒13:41 『見よ、侮る者たちよ。驚け、そして滅び去れ。わたしは、あなたがたの時代…

「現場レポーター」と「TVコメンター」の誘惑

ルカ10:30-38 30 イエスが答えて言われた、「ある人がエルサレムからエリコに下って行く途中、強盗どもが彼を襲い、その着物をはぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。 31 するとたまたま、ひとりの祭司がその道を下ってきたが、この…

まず行って

教会に通いながらも、教会について痛烈の批判する女性のサイトにたまたま出会った。以前の私だったら読みもしなかっただろうが、今回は彼女の主張を読んでみた。使われている表現に関しては同意しかねるが、その主張には納得できる点が多く見かけられた。こ…

「自分の神を頼みにする」ということ

ダニエル6:23 そこで王は大いに喜び、ダニエルを穴の中から出せと命じたので、ダニエルは穴の中から出されたが、その身になんの害をも受けていなかった。これは彼が自分の神を頼みとしていたからである。 ダニエルは、自分のことを心配して、「どうか、…

ロトのことも思い出しなさい(5)ルツとナアマ

マタイ1:5-7 5 サルモンはラハブによるボアズの父、ボアズはルツによるオベデの父、オベデはエッサイの父、 6 エッサイはダビデ王の父であった。ダビデはウリヤの妻によるソロモンの父であり、 7 ソロモンはレハベアムの父、 この聖句は、新約聖書を一…

砕かれた鏡

昔聴いたことがある歌に、こんな歌詞があった。 こなごなに砕かれた 鏡の上にも 新しい景色が 映される 作詞者がどんな想いでこの言葉を綴ったかは知らないが、 この言葉を聞いて、聖書のことが心に思い浮かんだ。 歴史の中でこの本ほど、非難と嘲笑、侮蔑、…

サムソンもいる

へブル11:32 このほか、何を言おうか。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル及び預言者たちについて語り出すなら、時間が足りないであろう。 へブル12:1 こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲ま…

吠える犬

Ⅱペテロ2:12 これらの者は、捕えられ、ほふられるために生れてきた、分別のない動物のようなもので、自分が知りもしないことをそしり、その不義の報いとして罰を受け、必ず滅ぼされてしまうのである。 公園や街の中を散歩していて、突然目の前の犬に吠え…

ロトのことも思い出しなさい(4)妥協による忌まわしい実

創世記19:30-38 30 ロトはゾアルを出て上り、ふたりの娘と共に山に住んだ。ゾアルに住むのを恐れたからである。彼はふたりの娘と共に、ほら穴の中に住んだ。 31 時に姉が妹に言った、「わたしたちの父は老い、またこの地には世のならわしのように、…

ロトのことも思い出しなさい(3)恐れに蝕まれた心

創世記19:17-20 17 彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にをのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。 18 …

雨の前に火

Ⅰ列王18:24 こうしてあなたがたはあなたがたの神の名を呼びなさい。わたしは主の名を呼びましょう。そして火をもって答える神を神としましょう」。民は皆答えて「それがよかろう」と言った。 イスラエルの民は、三年半に及ぶ飢饉で飢え渇いていた。アハ…

自分の叩き売り

ガラテヤ1:10 今わたしは、人に喜ばれようとしているのか、それとも、神に喜ばれようとしているのか。あるいは、人の歓心を買おうと努めているのか。もし、今もなお人の歓心を買おうとしているとすれば、わたしはキリストの僕ではあるまい。 キリストの…

「あるいは」「かもしれない」という危ない道

使徒8:22 だから、この悪事を悔いて、主に祈れ。そうすればあるいはそんな思いを心にいだいたことが、ゆるされるかも知れない。 この言葉は、サマリヤのシモンに使徒ペテロが語った戒めの言葉である。シモンは、以前は人々を驚かすような魔術を行い、自…

落穂拾い

『落穂拾い』ジャン・フランソワ・ミレー 1857年作 申命記24:19 あなたが畑で穀物を刈る時、もしその一束を畑におき忘れたならば、それを取りに引き返してはならない。それは寄留の他国人と孤児と寡婦に取らせなければならない。そうすればあなたの…

刈り入れが終る前に

『夕ごとに』チャールズ・ハッドン・スポルジョン 12月31日 刈り入れ時は過ぎ、夏も終わった。それなのに、私たちは救われない。(エレミヤ8:20) 救われない! 愛する読者よ。これがあなたの悲しむべき状態か。来るべきさばきが警告され、命がけで…

手首に残された鎖

使徒12:4-7 4 ヘロデはペテロを捕えて獄に投じ、四人一組の兵卒四組に引き渡して、見張りをさせておいた。過越の祭のあとで、彼を民衆の前に引き出すつもりであったのである。 5 こうして、ペテロは獄に入れられていた。教会では、彼のために熱心な祈…

しゅうきょうってナニ?

「宗教は悪だ」とバス内で幼児に教えていた親の話 (http://anond.hatelabo.jp/20130708133350より引用) 「ねーお父さん、しゅうきょうって何?」 「宗教はね、生活とかをめちゃくちゃにして、よくない考えを押し付けてだめにしちゃうことなんだよ」 幼児は…

ロトのことも思い出しなさい(2)

創世記19:15-20、26 15 夜が明けて、み使たちはロトを促して言った 「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。 16 彼はためらっていたが、主は彼にあわ…