an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『ローマびとへの手紙』(22)律法による罪の自覚

ローマ3:19-20 19 さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。 20 なぜなら、律法を行うことによっては、…

『ローマびとへの手紙』(21)ひとりもいない。ひとりだけいる。

ローマ3:10-20 10 次のように書いてある、「義人はいない、ひとりもいない。 11 悟りのある人はいない、神を求める人はいない。 12 すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、ひとりもいない。 13 彼らののどは…

『ローマびとへの手紙』(20)真理を拒否する心

ローマ3:1-9 1 では、ユダヤ人のすぐれている点は何か。また割礼の益は何か。 2 それは、いろいろの点で数多くある。まず第一に、神の言が彼らにゆだねられたことである。 3 すると、どうなるのか。もし、彼らのうちに不真実の者があったとしたら、その…

『ローマびとへの手紙』(19)罪びとの不真実によって、神の真実は無になるであろうか。

ローマ3:1-9 1 では、ユダヤ人のすぐれている点は何か。また割礼の益は何か。 2 それは、いろいろの点で数多くある。まず第一に、神の言が彼らにゆだねられたことである。 3 すると、どうなるのか。もし、彼らのうちに不真実の者があったとしたら、その…

Paul Robesonが歌う『Were you there when they crucified my lord?』

Paul Robeson - Were you there when they ... Youtubeで偶然、私が中学生の時に地元の図書館で借りて何度も聞いていたゴスペルを見つけた。その深い声に混じったレコードの雑音まで同じなので感動してしまった。 当時は何も知らないで聴いていたが、このPau…

誰が、どんな言葉が、

手足の指を失い、家族から見捨てられ、社会からも見放され、ハンセン病患者として隔離された半世紀に及ぶ人生に、誰が、どんな言葉が、生きる力を与えたのか。 自覚のないまま突然倒れ、検査の結果、末期の癌で余命一か月と言われ、病床で一人良心の呵責と孤…

「石」を恐れるな。「斧」と「火」を畏れよ。

ルカ3:7-9 7 さて、ヨハネは、彼からバプテスマを受けようとして出てきた群衆にむかって言った、「まむしの子らよ、迫ってきている神の怒りから、のがれられると、おまえたちにだれが教えたのか。 8 だから、悔改めにふさわしい実を結べ。自分たちの父…

森の木琴による『主よ、人の望みの喜びよ』

TOUCH WOOD SH-08C「森の木琴」篇 - YouTube とても楽しくて心が和むビデオを見つけた。自然の中でのアプローチに、日本的な感性を感じる。最後の携帯の広告が個人的には残念に思うが。 ちなみにこのバッハ作の美しい曲は、主イエス・キリストに対する一人の…

シリアのアサド大統領の忠告

www.polisblog.it Ore 12:45 - Il Presidente siriano Bashar al-Assad ha risposto a Francois Hollande - ma anche al Presidente americano Obama - con un'intervista rilascia al magazine francese Valeurs Actuelles. Secondo al-Assad, "Hollande si…

『ローマびとへの手紙』(18)「心の割礼」「神からくる誉」

ローマ2:25-29 25 もし、あなたが律法を行うなら、なるほど、割礼は役に立とう。しかし、もし律法を犯すなら、あなたの割礼は無割礼となってしまう。 26 だから、もし無割礼の者が律法の規定を守るなら、その無割礼は割礼と見なされるではないか。 27…

誕生日に関する考察

ブラジルの南部に住む信仰者から、彼女が家族で通っている教会の情報を時々受ける。千人以上の会員がいる大きな教会で、毎週のように洗礼を受ける人がいるという。 その教会は毎年、教会の開拓者であり、現役の牧師の誕生日に感謝礼拝を行うということで、以…

『ローマびとへの手紙』(17)自己欺瞞と偽善の誘惑

ローマ2:17-24 17 もしあなたが、自らユダヤ人と称し、律法に安んじ、神を誇とし、 18 御旨を知り、律法に教えられて、なすべきことをわきまえており、 19&20 さらに、知識と真理とが律法の中に形をとっているとして、自ら盲人の手引き、やみにおる…

たとい私を信じなくても

ヨハネ10:23-25 23 イエスは、宮の中にあるソロモンの廊を歩いておられた。 24 するとユダヤ人たちが、イエスを取り囲んで言った、「いつまでわたしたちを不安のままにしておくのか。あなたがキリストであるなら、そうとはっきり言っていただきたい…

剣をとる者はみな、剣で滅びる。

マタイ26:51-54 51 すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、そして大祭司の僕に切りかかって、その片耳を切り落した。 52 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅…

ベツサイダの廃墟の石

ガリラヤ湖畔から約1.5KM離れた「Et-Tel」と呼ばれているこの場所は、福音書に登場するベツサイダの廃墟である。当時はガリラヤ湖畔に面した村で、ヘブライ語で「漁の家」という意味の「ベツサイダ」という村の名前からもわかる様に、漁業で栄えていた。 …

ゆすり

[ゆすり]漢字で「強請」と書く。脅して金品を奪い取ることをいう。貧乏侍が、乗っている駕籠をわざと「揺すり」、困った駕籠屋に強引に金品や駕籠代を只にすることを請求したことから、理不尽な行為を非難する意味で使われるようになった。他には、「揺(ゆ)す…

聖書に啓示されている「聖書の目的」と「神の主権」

Ⅰペテロ1:16-21 16 わたしたちの主イエス・キリストの力と来臨とを、あなたがたに知らせた時、わたしたちは、巧みな作り話を用いることはしなかった。わたしたちが、そのご威光の目撃者なのだからである。 17 イエスは父なる神からほまれと栄光とをお…

感謝のうちの自省

マルコ4:35-41 35 さてその日、夕方になると、イエスは弟子たちに、「向こう岸へ渡ろう」と言われた。 36 そこで、彼らは群衆をあとに残し、イエスが舟に乗っておられるまま、乗り出した。ほかの舟も一緒に行った。 37 すると、激しい突風が起り、波…

『ローマびとへの手紙』(16)律法なしで生きる者も、律法のもとで生きる者も、

ローマ2:12-16 12 そのわけは、律法なしに罪を犯した者は、また律法なしに滅び、律法のもとで罪を犯した者は、律法によってさばかれる。 13 なぜなら、律法を聞く者が、神の前に義なるものではなく、律法を行う者が、義とされるからである。 14 すな…

癌細胞に変化する寄生虫

jp.sputniknews.com 「寄生虫」とか「条虫」という言葉を聞くだけで、体中に寒気が走るが、人体に寄生した条虫が癌細胞に変化するケースが発見されたとは、何と不気味なニュースだろうか。エイズウィルスの感染している男性の体で発見されたケースということ…

福音書は「贖罪」を語っていないのか(5)追記その2

イエス・キリストは罪びとを救うためにこの世に来られ、十字架の上で命を贖いの代価として捧げた。 ルカ19:10 人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである。 彼は神と人との唯一の仲介者として、そして救い主として、自分なしでは誰も救…

福音書は「贖罪」を語っていないのか(4)追記

これから追記として書く内容は、大局的に見れば(1)(2)(3)で扱った内容よりもさらに重要な要素である。その要素とは、イエス・キリストと使徒パウロの本質的な違いである。 イエス・キリストの宣教における贖罪論を否定する人々は、贖罪論を書簡の中…

福音書は「贖罪」を語っていないのか(3)

6.使徒ペテロの証言:福音書が「贖罪」について語っておらず、イエス・キリストの教えと使徒パウロの教えは矛盾するという説について検証しているが、それが聖書の啓示とは異なることを(1)と(2)において考察した。特に(2)において、使徒パウロが…

福音書は「贖罪」を語っていないのか(2)

4.洗礼者ヨハネの証言: ヨハネ1:29;36 29 その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。 36 イエスが歩いておられるのに目をとめて言った、「見よ、神の小羊」。 「主の道を備える」という明…

福音書は「贖罪」を語っていないのか(1)

このブログに寄せられたコメントだけでなく、ブログ村などにおいても、「福音書には【贖罪】という概念がなく、イエスはそれを教えていない。贖罪論を取り入れたのはパウロである。」という説を説く人々がいる。そのような観点から、本来聖書には存在しない…

ヘブロンに関する考察(5)アブラハムの執り成し

ヘブロンに関する考察(4)ヘブロンの住民の推移の歴史 - an east windowにおいて、聖書時代におけるヘブロンの歴史に関して記述したが、その後の推移を簡単に記し、このシリーズをまとめたい。 ヘロデ大王(紀元前73年頃 - 紀元前4年)は、アブラハムや…