an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

聖書の各書を「真直ぐ」読む

先日のコメント欄で聖書に関するコメントを受けたが、そのテーマについて少し考えているうちに示された内容をまとめてみた。 まず新約聖書を構成する福音書や手紙についてである。所謂プロテスタントの信仰においては、新約聖書が二十七の書によって構成され…

美しい鉄格子の内門

ボローニャ市旧市街のデル・モンテ通りにある建物内側にある美しい鉄格子の門とモザイク。ボローニャの旧市街には、質素な趣きの建物の中に、このような美しい装飾が施された鉄格子や、植物のよく手入れの行き届いた中庭が隠れていることがよくある。 信仰者…

生けるキリストを求めて(50)ベールで身を覆い、天幕に入ったリベカ

ネゲブの荒野 創世記24:62-67 62 さてイサクはベエル・ラハイ・ロイからきて、ネゲブの地に住んでいた。 63 イサクは夕暮、野に出て歩いていたが、目をあげて、らくだの来るのを見た。 64 リベカは目をあげてイサクを見、らくだからおりて、 65 しも…

サン・ジョバンニ門の花咲くケーパー

ローマのサン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ教会の近くにある城壁に、可憐なケーパーの花が咲いていた。 ちなみに花咲く前の蕾は、塩漬けや酢漬けにしてピザなど調理に使われる。 関連記事: 城壁のケーパー - an east window

生けるキリストを求めて(49)主人のもとへ急ぐエリエゼル

創世記24:54-59 54 彼と従者たちは飲み食いして宿ったが、あくる朝彼らが起きた時、しもべは言った、「わたしを主人のもとに帰らせてください」。 55 リベカの兄と母とは言った、「娘は数日、少なくとも十日、わたしどもと共にいて、それから行かせ…

ブログをはじめて2年

気が付くと、このブログをはじめてから今日で2年経った。2年間で593本の投稿記事、アクセス総数は8万2千。 全ての読者の方々、特に今まで様々なかたちで励まして下さった方々に心から感謝致します。 これからもどうぞよろしくお願い致します。

ローマ時代の敷石の轍

ボローニャの中心街を横切るウーゴ・バッシ通りの工事現場。ローマ時代の道路Decumanoの敷石の上に、馬車の轍が見える。 何世紀にもわたって、行き交う人々の軌跡を少しずつ刻み込んでできた轍。新しい舗装の下で、これからもそこにあり続けるだろう石の上の…

ナザレの謎(8)ヨセフとマリヤの不思議な行動

イエス・キリストの故郷として考えられているナザレの村とは直接関係ないが、キリストの誕生の経緯の中で啓示されている、一見矛盾していると思われる点を提示してみたい。これらの点は、聖書を神の御言葉として愛し、熟読している人なら誰でも一度は取り組…

生けるキリストを求めて(48)約束の地に留まった約束の子イサク

創世記24:1-81 アブラハムは年が進んで老人となった。主はすべての事にアブラハムを恵まれた。2 さてアブラハムは所有のすべてを管理させていた家の年長のしもべに言った、「あなたの手をわたしのももの下に入れなさい。3 わたしはあなたに天地の神、…

生けるキリストを求めて(47)全てを貫き、働きかけるキリストの霊

へブル9:14 (新共同訳) まして、永遠の“霊”によって、御自身をきずのないものとして神に献げられたキリストの血は、わたしたちの良心を死んだ業から清めて、生ける神を礼拝するようにさせないでしょうか。 (岩波訳) ましてや、永遠の霊によって自ら…

生けるキリストを求めて(46)マクペラの墓

創世記23:12-20 12 アブラハムはその地の民の前で礼をし、 13 その地の民の聞いているところでエフロンに言った、「あなたがそれを承諾されるなら、お聞きなさい。わたしはその畑の代価を払います。お受け取りください。わたしの死人をそこに葬りま…

西日が差し込む路地で

夕暮れ時になると、柱廊に覆い囲まれた旧市街の細い路地の中に、くぐり抜ける様に西日が差し込み、実に新鮮な表情を生み出す。 大した理由は思いつかないが、それでも大切な瞬間だと感じている。

それを行うなら(2)

ヨハネ13:12-17 12 こうして彼らの足を洗ってから、上着をつけ、ふたたび席にもどって、彼らに言われた、「わたしがあなたがたにしたことがわかるか。 13 あなたがたはわたしを教師、また主と呼んでいる。そう言うのは正しい。わたしはそのとおりで…

それを行うなら(1)

1 過越の祭の前に、イエスは、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時がきたことを知り、世にいる自分の者たちを愛して、彼らを最後まで愛し通された。 2 夕食のとき、悪魔はすでにシモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうとする思いを入…

生けるキリストを求めて(45)サラの死

創世記23:1-4 1 サラの一生は百二十七年であった。これがサラの生きながらえた年である。 2 サラはカナンの地のキリアテ・アルバすなわちヘブロンで死んだ。アブラハムは中にはいってサラのために悲しみ泣いた。 3 アブラハムは死人のそばから立って、…

生けるキリストを求めて(44)ナホルからの知らせ

創世記22:20-24 20 これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った、「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました。 21 長男はウヅ、弟はブズ、次はアラムの父ケムエル、 22 次はケセデ、ハゾ、ピルダシ、エデラフ、ベトエルです」。 …

生けるキリストを求めて(43)イサクの花嫁リベカの出生

創世記22:20-24 20 これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った、「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました。 21 長男はウヅ、弟はブズ、次はアラムの父ケムエル、 22 次はケセデ、ハゾ、ピルダシ、エデラフ、ベトエルです」。 …

ブドウの若枝

今の時期、ブドウの若枝はまるで太陽に手を伸ばしているように上に向かってどんどん成長する。そしてある程度成長すると、横方向に枝が伸びるように横に張った針金に結びつけられ、余分な枝は剪定される。より良い実を結ぶようになるためである。 これは、信…