an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雑踏

あらゆる方向から来る光によって、地面に漂う希薄な影。 全ての言葉がオーバーラップして、無意味な雑音になっている。 執拗に時を知らしめる無数の時計。 ガラスに映り込む自分の断片。 みんなそっと捕まえた手の中の蛍を見つめてる。 儚い、儚い、都会の蛍…

森の奥の花

ルカ12:27,28 27 野の花のことを考えて見るがよい。紡ぎもせず、織りもしない。しかし、あなたがたに言うが、栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。 28 きょうは野にあって、あすは炉に投げ入れられる草で…

未来への備えは後ろにもある

マタイ5:21-26 21 昔の人々に『殺すな。殺す者は裁判を受けねばならない』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。 22 しかし、わたしはあなたがたに言う。兄弟に対して怒る者は、だれでも裁判を受けねばならない。兄弟にむかっ…

汚染された草

A POCHI CHILOMETRI DA ROMA, MUCCHE E ... 工場の違法廃棄物によって汚染された土地の草を食べている羊たち。 私たちはどんな牧草を食べているだろうか。 私たちの善き羊飼いだけが安全な牧場に導いてくださる。 詩編23:1-3 1 ダビデの歌 主はわたし…

今が恵みの時、今が救の日

黙示録7:9ー17 9 その後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立ち、 10 大声で叫んで言った、「救は、御座にい…

マタイ二十四章の解釈

マタイ二十四章もまた、終わりの時の啓示を語っている。しかし、私は以下の聖句によって、主イエスが基本的にユダヤ人に対して語っていたと解釈する。 まずイエスがこの話を弟子たちにすることになったきっかけである。 24:1、2 1 イエスが宮から出て行…

備え

Ⅱテサロニケ2:1-3 1 さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの来臨と、わたしたちがみもとに集められることとについて、あなたがたにお願いすることがある。 2 霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によって…

『続・悩む力』を読んで

「二度生まれ」「己を忘するるべし」など節々に聖書的思想があり、日本の社会において新田を耕すような機能を果たしていると思う。筆者はクリスチャンであるらしいから、ここからさらに進展して「十字架の悩み」に繋がるような作品を期待したい。 何度も躓き…

恵みにピリオドが打たれる時

Ⅱテサロニケ2:1-12 1 さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの来臨と、わたしたちがみもとに集められることとについて、あなたがたにお願いすることがある。 2 霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によって…

乙女の務め

使徒26:24,25,28,29 24 パウロがこのように弁明をしていると、フェストは大声で言った、「パウロよ、おまえは気が狂っている。博学が、おまえを狂わせている」。 25 パウロが言った、「フェスト閣下よ、わたしは気が狂ってはいません。わたし…

遣わされた者としての自覚

ヨハネ20:21 イエスはまた彼らに言われた、「安かれ。父がわたしをおつかわしになったように、わたしもまたあなたがたをつかわす」。 「自分がこの世に遣わされている存在である」という意識は、信者の存在そのものを根底から革新する力をもっている。…

「当たり前の」信仰

ルカ17:5-10 5 使徒たちは主に「わたしたちの信仰を増してください」と言った。 6 そこで主が言われた、「もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この桑の木に、『抜け出して海に植われ』と言ったとしても、その言葉どおりになるであろう。 7 あな…

不正な富

ルカ16:1-18 1 イエスはまた、弟子たちに言われた、「ある金持のところにひとりの家令がいたが、彼は主人の財産を浪費していると、告げ口をする者があった。 2 そこで主人は彼を呼んで言った、『あなたについて聞いていることがあるが、あれはどうな…

なぜ礼拝に参加するのか

へブル10:19-26 19 兄弟たちよ。こういうわけで、わたしたちはイエスの血によって、はばかることなく聖所にはいることができ、 20 彼の肉体なる幕をとおり、わたしたちのために開いて下さった新しい生きた道をとおって、はいって行くことができるの…

真理による解放

Ⅱテサロニケ1:3-10 3 兄弟たちよ。わたしたちは、いつもあなたがたのことを神に感謝せずにはおられない。またそうするのが当然である。それは、あなたがたの信仰が大いに成長し、あなたがたひとりびとりの愛が、お互の間に増し加わっているからである…

悔い改めの必要性

マタイ18:3 よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。 マルコ10:15 よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない」。…

主要停車駅

まとまった時間が持てるときは、聖書の中の何か一書を選び、一気に読むことにしている。普段の読み方に慣れてしまうと部分に執着しがちで、全体像を見失う危険を過去に経験したからだ。細部にこだわらず、可能な時には声に出して読む。「各駅停車」ではなく…

カインのしるし

創世記4:8-16 8 カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。 9 主はカインに言われた、「弟アベルは、どこにいますか」。カインは答えた、「知りません。わたしが弟の番…

まず神の国と神の義とを求めなさい

マタイ6:24-34 24 だれも、ふたりの主人に兼ね仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛し、あるいは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない。 25 それだから、あなたがたに言っておく。…

毒麦

マタイ13:24-30 24 また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、良い種を自分の畑にまいておいた人のようなものである。 25 人々が眠っている間に敵がきて、麦の中に毒麦をまいて立ち去った。 26 芽がはえ出て実を結ぶと、同時に毒麦もあらわ…

キリストの決意の中に歩む

ルカ9:51-53 51 さて、イエスが天に上げられる日が近づいたので、エルサレムへ行こうと決意して、その方へ顔をむけられ、 52 自分に先立って使者たちをおつかわしになった。そして彼らがサマリヤ人の村へはいって行き、イエスのために準備をしようと…

川の土手

川の土手を散歩すると独特の解放感を感じる。一段高いところから見る風景。空は広く、ゆっくりと流れる川の水面はきらきらと光って、ただ座ってそこにいるだけが最高な贅沢に思えてくる。 しかしふと各地で起こっている大雨による災害を想い出す。そして平和…

ブーメラン

過度の自己解釈癖は、それ自体、無意味感に対する反応として解釈することができます。ブーメランは目標である獲物をはずれた時だけ、それを投げた狩人のところへもどってくるのと同様に、人間は、自分の本来の願いが挫かれた時、つまり意味探求の欲求が満た…

教会の本質―マタイ18章の考察(6)

マタイ18:21-25 21 そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。 22 イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍…

教会の本質―マタイ18章の考察(5)

マタイ18:18-20 18 よく言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天でも皆つながれ、あなたがたが地上で解くことは、天でもみな解かれるであろう。 19 また、よく言っておく。もしあなたがたのうちのふたりが、どんな願い事についても地上で心…

教会の本質―マタイ18章の考察(4)

マタイ18:15-17 15 もしあなたの兄弟が罪を犯すなら、行って、彼とふたりだけの所で忠告しなさい。もし聞いてくれたら、あなたの兄弟を得たことになる。 16 もし聞いてくれないなら、ほかにひとりふたりを、一緒に連れて行きなさい。それは、ふたり…

教会の本質―マタイ18章の考察(3)

マタイ18:15-17 15 もしあなたの兄弟が罪を犯すなら、行って、彼とふたりだけの所で忠告しなさい。もし聞いてくれたら、あなたの兄弟を得たことになる。 16 もし聞いてくれないなら、ほかにひとりふたりを、一緒に連れて行きなさい。それは、ふたり…