an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

雑踏

あらゆる方向から来る光によって、地面に漂う希薄な影。

全ての言葉がオーバーラップして、無意味な雑音になっている。

 

執拗に時を知らしめる無数の時計。

ガラスに映り込む自分の断片。

 

みんなそっと捕まえた手の中の蛍を見つめてる。

儚い、儚い、都会の蛍。