an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

黙示録

天にある御座と聖所の幻を見た使徒ヨハネ

黙示録7:9-17 9 その後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立ち、 10 大声で叫んで言った、「救は、御座にい…

「終わりの時」に関する封じられていた言葉

ダニエル12:1-4 1 その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。すなわちあの書に名をしるされ…

黙示録における「天の聖所」と「地上の聖所」

黙示録4:1-2 1 その後、わたしが見ていると、見よ、開いた門が天にあった。そして、さきにラッパのような声でわたしに呼びかけるのを聞いた初めの声が、「ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後に起るべきことを、見せてあげよう」と言った。 2…

「第三神殿」と「神の宮」についての考察

確かに新約聖書は、御子イエス・キリストを信じる者が個人として、さらに集合体として「神の宮」であることを明確に示している。 Ⅰコリント3:16-17 16 あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。 17 もし人…

【parousia】と「キリストの地上来臨」の関連性に関する検証

第二テサロニケ2:1-12 1 さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの来臨と、わたしたちがみもとに集められることとについて、あなたがたにお願いすることがある。 2 霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によ…

ダニエル書12章の預言と大患難期

ダニエル12:1-13 1 その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。すなわちあの書に名をしるさ…

「二人の証人の活動期間」と「獣の活動期間」

黙示録11:1-13 1 それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。 2 聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異…

花嫁と花婿の呼びかけ

黙示録22:16-21 16 「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」 17 御霊も花嫁も言う。「来てください。」これを聞く者は、「来てくださ…

視界を塞ぐ衝立

黙示録1:9-17a 9 あなたがたの兄弟であり、共にイエスの苦難と御国と忍耐とにあずかっている、わたしヨハネは、神の言とイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。 10 ところが、わたしは、主の日に御霊に感じた。そして、わたしのうしろの…

安息日に関する考察(9)イザヤ66章の預言

イザヤ66:15-24 15 見よ、主は火の中にあらわれて来られる。その車はつむじ風のようだ。激しい怒りをもってその憤りをもらし、火の炎をもって責められる。 16 主は火をもって、またつるぎをもって、すべての人にさばきを行われる。主に殺される者は…

七つの封印の巻物に関する「予告編」「本編」の解釈について

終末の時代に起こること――患難時代 封印の幻は一種の予告編 私たちは、第七の封印の内容として七つのラッパがあり、第七のラッパの内容として七つの鉢があることを見ました。 ここで、「封印」「ラッパ」また「鉢」の関係はどうなっているのかについて、もう…

白い雲の上に座る人の子による刈り入れ

黙示録1:7 見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。 「見よ、彼は、雲に乗ってこられる。」という啓示…

「主の日」に関する考察(2)

ゼカリヤ14:1-9 1 見よ。主の日が来る。その日、あなたから分捕った物が、あなたの中で分けられる。 2 わたしは、すべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。町は取られ、家々は略奪され、婦女は犯される。町の半分は捕囚となって出て行く。しか…

ダニエル書の預言:大患難期に救われるイスラエルの民

ダニエル9:1-27 1 メデアびとアハシュエロスの子ダリヨスが、カルデヤびとの王となったその元年、 2 すなわちその治世の第一年に、われダニエルは主が預言者エレミヤに臨んで告げられたその言葉により、エルサレムの荒廃の終るまでに経ねばならぬ年の…

黙示録の中の二巻の巻物

黙示録は聖書を構成する全六十六巻の中でも特別難解な書のうちに一つであり、その分、その解釈にあたって細部に至るまで読者の関心を引く書である。 ただ数多く使われているシンボリズムのディティールに囚われ過ぎて、大局的な見地を失いがちなのもまた事実…

「七つの封印で封じられた巻物」に関する記事一覧

『黙示録』に中に啓示されている「七つの封印で封じられた巻物」について書いた記事の順番に連続性がないので、以下、黙示録に啓示されている秩序に従い、記事を並べてみた。上から順番に読んでいただき、この難解な個所の総合的な理解に少しでも役に立てて…

第七の封印:七つのラッパ

黙示録8:1-5 1 小羊が第七の封印を解いた時、半時間ばかり天に静けさがあった。 2 それからわたしは、神のみまえに立っている七人の御使を見た。そして、七つのラッパが彼らに与えられた。 3 また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に…

第六の封印(2):十四万四千人のイスラエル人

黙示録7:1-8 1 この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。 2 また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って…

第五の封印(2):祭壇の下にいる霊魂

黙示録6:9-11 9 小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。 10 彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことを…

第三の封印:黒い馬

黙示録6:5-6 5 また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。 6 すると、わたしは四つの生き物の間から出て…

第二の封印:赤い馬、そして大きな剣

黙示録6:3-4 3 小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。 4 すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、ま…

七つの封印で封じられた巻物(2)巻物を受け取る子羊

黙示録5:1-10 1 わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、七つの封印で封じてあった。 2 また、ひとりの強い御使が、大声で、「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか…

第一の封印:定められた時になって現れる反キリスト?

黙示録6:1-2 1 小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。 2 そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、ま…

「ユダヤ人」「ヘブル人」「イスラエル人」の呼称に関する検証

「ユダヤ人」(ヘブライ語:יהוּדי yehûdı̂y ギリシャ語:Ἰουδαῖος Ioudaios)という呼称は、元をたどるとヤコブと妻レアの四男ユダの名前から派生したものである。 創世記29:35 彼女はまた、みごもって子を産み、「わたしは今、主をほめたたえる」…

終末論の詳細に対する関心について

Ⅰテサロニケ4:13-18 13 兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである。 14 わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に…

大患難期の目的

よく「『大患難期前携挙説』は、神が備える患難を通らないで自分たちだけ救われたい、という不信仰で卑怯、ご都合主義的考え方だ」という意見を聞くが、果たして聖書的な意見だろうか。 まず第一に、聖書は信仰者が試練や患難、迫害を通ることを明示している…

エルサレムを襲う大地震

黙示録11:12-14 12 その時、天から大きな声がして、「ここに上ってきなさい」と言うのを、彼らは聞いた。そして、彼らは雲に乗って天に上った。彼らの敵はそれを見た。 13 この時、大地震が起って、都の十分の一は倒れ、その地震で七千人が死に、生…

「二人の証人」というしるし

黙示録11:1-14 1 それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。 2 聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異…

黙示録3:10に関する検証

終末の時代に起こること――キリスト者の携挙 教会は患難のただ中で守られる 聖書を調べてみましょう。第一に、"再臨は二回、あるいは二段階である""携挙は患難時代の前である"と明確に述べている聖句が、聖書中どこかにあるでしょうか。 どこにもありません。…

大患難期半ばに起きる出来事

黙示録11:3 そしてわたしは、わたしのふたりの証人に、荒布を着て、千二百六十日のあいだ預言することを許そう」。 主イエスの二人の証人は、エルサレムで千二百六十日、つまり三年半の間、預言することになっている。そしてその証しの期間が終わると、…