an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

へブルびとへの手紙

ハデスにおいて(3)待ち焦がれていた信仰の義人たちの喜び

旧約聖書が啓示するところのシェオル(ギリシャ語LXX訳ではハデス)において、「アブラハムのふところ」にいた人々は、ただ単に地上の生を終えた魂というだけでなく、信仰によって神の約束の成就を切望していた魂だったことを知ることは非常に重要である。 …

全ての人のために死を味わわれた御子イエス

へブル2:5-10 5 いったい、神は、わたしたちがここで語っているきたるべき世界を、御使たちに服従させることは、なさらなかった。 6 聖書はある箇所で、こうあかししている、「人間が何者だから、これを御心に留められるのだろうか。人の子が何者だか…

聖書の霊感:「手短に書いた」

へブル13:22 兄弟たちよ。どうかわたしの勧めの言葉を受けいれてほしい。わたしは、ただ手みじかに書いたのだから。 「手短に書いた」 この表現は、「本当はもっと多くのことをより詳しく書きたかったのだが、読み手の霊的状況がそれを許さなかったので…

信仰の創始者であり、完成者である御子イエス

へブル12:1-2(新改訳) 1 こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありません…

もし御子イエスを大祭司として認めるならば

へブル7:11-28 11 もし全うされることがレビ系の祭司制によって可能であったら――民は祭司制の下に律法を与えられたのであるが――なんの必要があって、なお、「アロンに等しい」と呼ばれない、別な「メルキゼデクに等しい」祭司が立てられるのであるか…

恥をもいとわないで十字架を忍び

へブル12:2 信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。彼は、自分の前におかれている喜びのゆえに、恥をもいとわないで十字架を忍び、神の御座の右に座するに至ったのである。 「恥をも厭わないで」(新改訳:は…

安息日に関する考察(15)神の安息

へブル4:1-11 1 それだから、神の安息にはいるべき約束が、まだ存続しているにかかわらず、万一にも、はいりそこなう者が、あなたがたの中から出ることがないように、注意しようではないか。 2 というのは、彼らと同じく、わたしたちにも福音が伝えら…

バラクもエフタもいる

へブル11:32-34 32 このほか、何を言おうか。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル及び預言者たちについて語り出すなら、時間が足りないであろう。 33 彼らは信仰によって、国々を征服し、義を行い、約束のものを受け、ししの…

雲ではなく、太陽を見つめて

へブル11:39-40;12:1-3(新改訳) 39 この人々はみな、その信仰によってあかしされましたが、約束されたものは得ませんでした。 40 神は私たちのために、さらにすぐれたものをあらかじめ用意しておられたので、彼らが私たちと別に全うされる…

私たちの前に置かれている競走

へブル11:39-40;12:1-3(新改訳) 39 さて、これらの人々はみな、信仰によってあかしされたが、約束のものは受けなかった。 40 神はわたしたちのために、さらに良いものをあらかじめ備えて下さっているので、わたしたちをほかにしては彼らが…

「永遠の聖霊」によって、「永遠のあがない」が全うされ、「永遠の国」が与えられた。

へブル9:11-15 11 しかしキリストがすでに現れた祝福の大祭司としてこられたとき、手で造られず、この世界に属さない、さらに大きく、完全な幕屋をとおり、 12 かつ、やぎと子牛との血によらず、ご自身の血によって、一度だけ聖所にはいられ、それに…

「あなたがたは、久しい以前からすでに教師となっているはず」

へブル5:11-14 11 このことについては、言いたいことがたくさんあるが、あなたがたの耳が鈍くなっているので、それを説き明かすことはむずかしい。 12 あなたがたは、久しい以前からすでに教師となっているはずなのに、もう一度神の言の初歩を、人か…

ヨシュアとカレブのように

明けましておめでとうございます。 へブル3:7-19 7 だから、聖霊が言っているように、「きょう、あなたがたがみ声を聞いたなら、 8 荒野における試錬の日に、神にそむいた時のように、あなたがたの心を、かたくなにしてはいけない。 9 あなたがたの先…

「苦い根」と「朽ちない種」

へブル12:14-17 14 すべての人と相和し、また、自らきよくなるように努めなさい。きよくならなければ、だれも主を見ることはできない。 15 気をつけて、神の恵みからもれることがないように、また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、それによ…

要点は、かしらなるキリスト

へブル8:1-2 1 以上述べたことの要点は、このような大祭司がわたしたちのためにおられ、天にあって大能者の御座の右に座し、 2 人間によらず主によって設けられた真の幕屋なる聖所で仕えておられる、ということである。 和訳ではほぼすべてのバージョン…

生けるキリストを求めて(47)全てを貫き、働きかけるキリストの霊

へブル9:14 (新共同訳) まして、永遠の“霊”によって、御自身をきずのないものとして神に献げられたキリストの血は、わたしたちの良心を死んだ業から清めて、生ける神を礼拝するようにさせないでしょうか。 (岩波訳) ましてや、永遠の霊によって自ら…

「何事をも全うし得なかった律法」と「完全に救うことができる大祭司キリスト」

へブル7:11-28 11 もし全うされることがレビ系の祭司制によって可能であったら――民は祭司制の下に律法を与えられたのであるが――なんの必要があって、なお、「アロンに等しい」と呼ばれない、別な「メルキゼデクに等しい」祭司が立てられるのであるか…

「門の外」で見出す真のいのち

へブル13:7-14 7 神のみことばをあなたがたに話した指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生活の結末をよく見て、その信仰にならいなさい。 8 イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、同じです。 9 さまざまの異なった教えによって…

より優れた契約の啓示

イエス・キリストの救いの恵みの福音は、地球上のあらゆる人間に対して備えられたもので、新約聖書はその前提を基に、世界中のあらゆる言語圏の人々が自分の言語で聖書を読めるように翻訳されている。しかしその新約聖書を構成している二十七巻の福音書や手…

なぜ礼拝に参加するのか

へブル10:19-26 19 兄弟たちよ。こういうわけで、わたしたちはイエスの血によって、はばかることなく聖所にはいることができ、 20 彼の肉体なる幕をとおり、わたしたちのために開いて下さった新しい生きた道をとおって、はいって行くことができるの…

サムソンもいる

へブル11:32 このほか、何を言おうか。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル及び預言者たちについて語り出すなら、時間が足りないであろう。 へブル12:1 こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲ま…

レンズ豆の煮物の悲劇

へブル12:16 一杯の食のために長子の権利を売ったエサウのように、不品行な俗悪な者にならないようにしなさい。 エサウの家は非常に裕福であった。彼の祖父アブラハムから全財産を受け継いだイサクは、近隣の民が激しくねたむ程栄え、富を持っていた(創世…