an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

シンボリズム

信仰による一歩 「躑躅」と「彳亍」

時々、時間を見つけて辞書を「読む」のだが、毎回実に様々な発見がある。特にイタリアで永いこと滞在しているので、日本語に関しては、意識してアプローチしないといけないと思っている。 今日、広辞苑を読んでいて実に面白い言葉を見つけた。 躑躅 【てきち…

「万物を見通す目」のイルミネーション

あまりにも絶妙なタイミングなので、予定を変更してこの記事を書くことにした。上の写真は昨日、ボローニャ市のメインストリートの延長線上にあるマッテオッティ通り、ボローニャ駅の直ぐ横で撮影したものである。 この写真では判りにくいかもしれないが、こ…

城壁のケーパー

モザイクで有名なラヴェンナの近くの小さな町、ルーゴの城壁。苔で薄っすらと緑に色にづくレンガの隙間から、ケーパー(フウチョウボク)の枝が垂れ下がっている。 ソロモン王の時代のイスラエルの土地では、その蕾が媚薬の一種だと考えられていた。だから伝…

『LUCY』人間の欲求

映画『LUCY』インターナショナルトレーラー - YouTube 本編を観たわけではないので細部に関してはわからないが、このトレーラーから判断すると、有名女優を起用したサイエンス・ファンタジー映画という表現形式を使っているが、本質的なテーマは非常に古く、…

地下室の窓の「逃げ」

ボローニャ旧市街、旧ゲットー地区の近くで見つけた地下室の窓。面白い形をしているが、よく見ると上の梁の真ん中に亀裂が入って二つに割れている。下の「梁」が二本に分かれているのは、装飾的目的ではなく、構造的理由でこのような形をしているのではない…

「福音っぽい」メッセージ

@nifty:デイリーポータルZ:中国の間違ってる日本語コレクション ボローニャにもチャイナ・タウンと呼べるような地区があり、時々食材を買いに行ったりするのだが、上に引用したような「日本製もどき」のパッケージを何度も見たことがある。読んで思わず笑…

屠られた子羊の啓示

黙示録5:1-14 1 わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、七つの封印で封じてあった。 2 また、ひとりの強い御使が、大声で、「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか…

雲の下、雲の上

輝くような太陽を期待していたのに、 厚い雲に覆われた薄暗い午後を過ごさなければいけない時、 透明で穏やかな波の代わりに、 強風に煽られ濁った荒波が打ち寄せる時、 貪欲なカモメの群れに食い荒らされた貝殻が無残に散らばる砂浜に、 つい視線が俯いてし…

愛のしるし

ボローニャ旧市街を散歩していて、街の下を通る運河に面した通りの柵に、写真のような南京錠(今時、このような表現使う人はいないのかもしれないが・・・)がつけられていた。何年か前に知ったのだが、恋人同士がお互いの愛を誓って鍵をつける風習が流行っ…

斜塔の下で

まるでスーラの絵画のように静かで、シュールな夕暮れのひと時。 騒然とした世界情勢がうそかのように、様々な国から来た観光客が、立っているのが不思議なぐらい傾いている白亜の塔の下でくつろいでいる。 ある意味、シンボリックな情景である。

ガチョウの教え

ボローニャ市の近くを通るレーノ川の畔で、野生のガチョウの群れがいた。恐る恐る近づいてみると、群れの中に三羽のヒナ(幼鳥と呼ぶべきか)がいるではないか。 驚いたのが、躓きながらヨタヨタ歩くヒナを囲むように、親鳥だけでなく群れ全体が、見慣れぬ東…

サン・ブオーノの鐘楼

先週、南イタリアのアブルッツォ州にある人口千人の村、サン・ブオーノにおける福音宣教の奉仕に参加した。人影ない広場は信じられないくらい静かで、まるでデ・キリコの絵のようにシュールであったが、伝道を始めると人々が集まってきて、証しや御言葉を聞…

サボテンの花

普段は石のようにただそこにあり、棘によって固く自分を守り、殻の中に閉じこもっているように見えるサボテンに、信じられないような優雅な花が咲いた。 これ以上は開かないというぐらいに思い切り開いた花に、神の前の自分の心を見出す。複雑な人間関係の中…

創造主の遊び心

ふと目を上げると、作曲家ロッシーニの偉業を讃える記念碑やイタリアの鮮やかな国旗、十三世紀のファザードの装飾に混じり、名も知れぬ雑草が思わぬところに生えていた。 人間の誇りに対する、天地創造の神のちょっとした遊び心に思えた。

「苦難の花」「復活の花」

何故かボローニャの自宅の近くには、「パッションフラワー」もしくは「時計草」と呼ばれる、なんとも不思議な花の垣根がいくつもある。その特殊な形の雄蕊や雌蕊から、キリストの十字架の苦難を表すものとして「パッション」フラワーという名前がつけられた…

揺祭とキリストの復活

レビ記23:9-14 9 主はまたモーセに言われた、 10 「イスラエルの人々に言いなさい、『わたしが与える地にはいって穀物を刈り入れるとき、あなたがたは穀物の初穂の束を、祭司のところへ携えてこなければならない。 11 彼はあなたがたの受け入れられる…

ヨセフが父ヤコブのために遣わした車

創世記45:17-28 17 パロはヨセフに言った、「兄弟たちに言いなさい、『あなたがたは、こうしなさい。獣に荷を負わせてカナンの地へ行き、 18 父と家族とを連れてわたしのもとへきなさい。わたしはあなたがたに、エジプトの地の良い物を与えます。あ…

風通しのいい「教会」

ヨハネ3:5-8 5 イエスは答えられた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。 6 肉から生れる者は肉であり、霊から生れる者は霊である。 7 あなたがたは新しく生れなければならないと、わた…

信じる者の心を扇動し、自由を奪う教え(3)

ガラテヤ5:9-12 9 少しのパン種でも、粉のかたまり全体をふくらませる。 10 あなたがたはいささかもわたしと違った思いをいだくことはないと、主にあって信頼している。しかし、あなたがたを動揺させている者は、それがだれであろうと、さばきを受ける…

引き金を引く前に

ヤコブ2:11-13(新共同訳) 11 「姦淫するな」と言われた方は、「殺すな」とも言われました。そこで、たとえ姦淫はしなくても、人殺しをすれば、あなたは律法の違犯者になるのです。 12 自由をもたらす律法によっていずれは裁かれる者として、語り、…

蛇のように賢く、鳩のように純真であれ(3)

マタイ10:16,17a(新共同訳) 16 「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。 17 人々を警戒しなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で鞭打たれる…

蛇のように賢く、鳩のように純真であれ(2)

マタイ10:16(口語訳) わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。 (塚本訳) いまわたしがあなた達を送り出すのは、羊を狼の中に入れるようなものだ。だから、…

蛇のように賢く、鳩のように純真であれ(1)

マタイ10:16-22 16 わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。 17 人々に注意しなさい。彼らはあなたがたを衆議所に引き渡し、会堂でむち打つであろう。 18 …

神の命を源泉としない偽りの「活動性」

ユダ10-13 10 しかし、この人々は自分が知りもしないことをそしり、また、分別のない動物のように、ただ本能的な知識にあやまられて、自らの滅亡を招いている。 11 彼らはわざわいである。彼らはカインの道を行き、利のためにバラムの惑わしに迷い入り…

梅の花

帰宅を急ぐ人々が行き交う街の片隅で、梅の花が咲いていた。「立ち止まって私を見て」とばかりに煌々と光を放つショーウィンドウの余光で淡く浮き立つ花は、まるで内側から光を放っているかのように見え、しばらく立ち止まって魅入ってしまった。急ぎ足の人…

公園を出て

公園の中で小さな子供が自転車に乗ることを練習している。親は最初心配そうに手を添えてついてゆくが、やがてそれも必要なくなる。一人で自転車に乗れるようになると、子供は自分の世界が拡がったかのように喜び、得意顔で公園の中をぐるぐる回るようになる…

暗い裏道

中世の頃ユダヤ人のゲットーの入り口だった所に抜ける裏道。 「キリスト教の世界」と「ユダヤ教の世界」が、威圧的に高く積み上げたレンガによって、人為的に分離されていた時代からある細い道。 ゲットーはなくなったが、街灯に照らされていてもまだ暗く、…

キリストの命によって生きる

以前、ボローニャ市の中心街にあるマーケットの魚屋に随分威勢のいい兄さんがいて、魚が入ったケースを持ち上げては、小刻みに揺らし、しゃがれているのにやたらよく通るあの独特の声で、「生きてるよ、新鮮だよ、新鮮!」と叫んでいた。確かに、魚は箱の中…

古い城壁

自宅の近所に十三、十四世紀頃の城壁の一部が百メートルぐらい残っている。イタリアでは特別珍しいものではなく、実際近くを通り過ぎる人が立ち止まって観察していることはほとんどみかけない。しかしよく考えてみると、都市国家だったボローニャにとっては…

The Chapel それでも光は

TheChapel. A short film by Patryk Kizny. (HDR timelapse) on Vimeo ポーランド西部のZeliszowというところにある、1797年建造のプロテスタント教会の廃墟。 当時は村の人々がここに集い、聖書を読み、 祈りと賛美を主なる神に捧げていたのだ…