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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

「主の日」に関する考察(2)

ゼカリヤ14:1-9

1 見よ。主の日が来る。その日、あなたから分捕った物が、あなたの中で分けられる。

2 わたしは、すべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。町は取られ、家々は略奪され、婦女は犯される。町の半分は捕囚となって出て行く。しかし、残りの民は町から断ち滅ぼされない。

3 主が出て来られる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。

4 その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ移り、他の半分は南へ移る。

5 山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたは、わたしの山々の谷に逃げよう。ユダの王ウジヤの時、地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げよう。私の神、主が来られる。すべての聖徒たちも主とともに来る。

6 その日には、光も、寒さも、霜もなくなる。

7 これはただ一つの日であって、これは主に知られている。昼も夜もない。夕暮れ時に、光がある。

8 その日には、エルサレムから湧き水が流れ出て、その半分は東の海に、他の半分は西の海に流れ、夏にも冬にも、それは流れる。

9 主は地のすべての王となられる。その日には、主はただひとり、御名もただ一つとなる。 

  この預言は、御子イエス・キリストがこの地上に再臨する時に関する詳細に関するもので、それを「主の日」の到来として表している。

「主の日」に関する考察(1)において、新約聖書にある「主の日」に関する各種の啓示を統合的に解釈すると、「主の日」が特定の一日だけを指しているのではなく、黙示録のある七つの封印の巻物の開封から、御子イエスの地上再臨、そしてキリストの千年王国の実現を経て、最後の審判、そして新しい天と新しい地の創造に至るまでの時期を示していることを書いたが、ここでは「キリストの地上再臨と千年王国の実現」という、中心核となる出来事を記述している。

 7節の「これはただ一つの日であって」という箇所を根拠に「主の日はある特定の一日、つまり24時間を示している」とする主張もある。しかしこの「これはただ一つの日であって」という表現の文脈を読むと、必ずしもその表現の目的は「主の日はある特定の24時間である」ことを主張するためでなく、「歴史上、類を見ない、二度と起こることのない唯一の出来事」「人間が知ることができない、主なる神だけが知っている時」を示しているように思える。

 それは聖書の中に啓示されている、その他の「主の日に関する預言」と比較してみても理解できる。

エレミヤ30:7-9

7 悲しいかな、その日は大いなる日であって、それに比べるべき日はない。それはヤコブの悩みの時である。しかし彼はそれから救い出される。

8 万軍の主は仰せられる、その日わたしは彼らの首からそのくびきを砕き離し、彼らの束縛を解く。異邦の人はもはや、彼らを使役することをしない。

9 彼らはその神、主と、わたしが彼らのために立てるその王ダビデに仕える。

マタイ24:36;42

36 ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます。

37 人の子が来るのは、ちょうど、ノアの日のようだからです。

42 だから、目をさましていなさい。いつの日にあなたがたの主がこられるのか、あなたがたには、わからないからである。

使徒1:6-7

6 さて、弟子たちが一緒に集まったとき、イエスに問うて言った、「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」。

7 彼らに言われた、「時期や場合は、父がご自分の権威によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。 

 ただ、預言書などに記されている「大いなる日」「主の大いなる恐るべき日」「主の大いなる日」「主の大いなる恐ろしい日」「全能なる神の大いなる日」という表現が、「キリストの地上再臨と千年王国の実現」という主の日の目的の最も重要な出来事が起こる時を示していることは想像できる。

ヨエル2:31-32

31 主の大いなる恐るべき日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。

32 しかし、主の名を呼ぶ者はみな救われる。主が仰せられたように、シオンの山、エルサレムに、のがれる者があるからだ。その生き残った者のうちに、主が呼ばれる者がいる。 

ぜパニヤ1:7-18

7 神である主の前に静まれ。主の日は近い。主が一頭のほふる獣を備え、主に招かれた者を聖別されたからだ。

8 主が獣をほふる日に、わたしは首長たちや王子たち、外国の服をまとったすべての者を罰する。

9 その日、わたしは、神殿の敷居によじのぼるすべての者、自分の主人の家を暴虐と欺きで満たす者どもを罰する。

10 その日には、・・主の御告げ。・・魚の門から叫び声が、第二区から嘆き声が、丘からは大いなる破滅の響きが起こる。

11 泣きわめけ。マクテシュ区に住む者どもよ。商人はみな滅びうせ、銀を量る者もみな断ち滅ぼされるからだ。

12 その時、わたしは、ともしびをかざして、エルサレムを捜し、そのぶどう酒のかすの上によどんでいて、「主は良いことも、悪いこともしない。」と心の中で言っている者どもを罰する。

13 彼らの財産は略奪され、彼らの家は荒れ果てる。彼らは家を建てても、それに住めず、ぶどう畑を作っても、そのぶどう酒を飲めない。

14 主の大いなる日は近い。それは近く、非常に早く来る。聞け。主の日を。勇士も激しく叫ぶ。

15 その日は激しい怒りの日、苦難と苦悩の日、荒廃と滅亡の日、やみと暗黒の日、雲と暗やみの日、

16 角笛とときの声の日、城壁のある町々と高い四隅の塔が襲われる日だ。

17 わたしは人を苦しめ、人々は盲人のように歩く。彼らは主に罪を犯したからだ。彼らの血はちりのように振りまかれ、彼らのはらわたは糞のようにまき散らされる。

18 彼らの銀も、彼らの金も、主の激しい怒りの日に彼らを救い出せない。そのねたみの火で、全土は焼き払われる。主は実に、地に住むすべての者をたちまち滅ぼし尽くす。

マラキ4:1-5

1 見よ。その日が来る。かまどのように燃えながら。その日、すべて高ぶる者、すべて悪を行なう者は、わらとなる。来ようとしているその日は、彼らを焼き尽くし、根も枝も残さない。・・万軍の主は仰せられる。・・

2 しかし、わたしの名を恐れるあなたがたには、義の太陽が上り、その翼には、癒しがある。あなたがたは外に出て、牛舎の子牛のようにはね回る。

3 あなたがたはまた、悪者どもを踏みつける。彼らは、わたしが事を行なう日に、あなたがたの足の下で灰となるからだ。・・万軍の主は仰せられる。・・

4 あなたがたは、わたしのしもべモーセの律法を記憶せよ。それは、ホレブで、イスラエル全体のために、わたしが彼に命じたおきてと定めである。

5 見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。

黙示録16:14-15

14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。

15 (見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)  

  この「大いなる」と和訳されている原語【μέγας megas】は、ヨハネによる福音書において仮庵の祭(七日間)の最終日を「大事な」日と呼んでいる時に使われている原語と同じである。

ヨハネ7:37

祭の終りの大事な日に、イエスは立って、叫んで言われた、「だれでもかわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。 

  確かに「主の地上再臨と千年王国の実現」は、「大いなる日」そして「大事な日」である。まさに『主の祈り』の冒頭の祈り(天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。)が、地上において完全に成就するのであるから。