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夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕く

創世記3:14-15

14 主なる神はへびに言われた、「おまえは、この事を、したので、すべての家畜、野のすべての獣のうち、最ものろわれる。おまえは腹で、這いあるき、一生、ちりを食べるであろう。

15 わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。  

 この主なる神の蛇に対する宣告は、御子イエスの十字架の死と勝利を預言しているものとしてよく知られている。

彼(御子イエス)はお前(蛇、つまりサタン)のかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう。

 口語訳が訳出しているように、ヘブライ語原文において、「蛇のかしらを砕く」の「砕く」と、「かかとを砕く」の「砕く」は同じ動詞「שׁוּף shûph」
で、シュッという音から出来た擬音語である。「たたく、噛む、砕く」という意味をもつ。(新改訳は、「彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。」と訳している。)

 御子に対する蛇の行動と、蛇に対する御子の行動が、全く同一の動詞で書き表されている。これは唯一の十字架が、「蛇のかしらを砕いた」ことと「御子のかかとを砕いた」ことを同時に啓示していることを暗示している。

へブル2:14-15

14 このように、子たちは血と肉とに共にあずかっているので、イエスもまた同様に、それらをそなえておられる。それは、死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし、

15 死の恐怖のために一生涯、奴隷となっていた者たちを、解き放つためである。 

 「死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし」。この偉大な十字架のわざによって、信じる者は滅びの縄目から解放されるのである。まさに繰り返すことのできない、誰も真似することもできない、神の奇蹟である。

 

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