an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

ブログに関する雑考

 私が現在使用しているはてなブログのプラットホームに関して、少し考えてみた。というのは、最近スマホ用の表示で「関連記事」という、一つの記事に関連する過去の記事をはてなが自動的に選び、記事の下に添付するシステムができたからだ。

 おそらく関連記事の選択の基準は、記事のタイトルと記事の中で使われている共通の言葉の数であろうし、またその中でもPV数の多い記事が自動的に選ばれているのだろう。私自身が選ぶ関連記事と重複する時もあれば、全く予想していなかった記事のリストが出てくる場合もある。これはこれで問題ないと思うし、自分でも忘れていた過去の記事を読み直す機会にもなっているので、面白いシステムだと思うが、これをきっかけに「無料ブログシステムの限界」について改めて考えることになった。

 このブログをはじめてしばらくして、有料のプロ・バージョンにグレードアップしようとし、海外在住という理由でそれが不可能なことを知った。なぜグレードアップしようとしたかというと、やはり画面から広告を取り除きたかったからである。PV数が極わずかな時期には、はてな側もメリットがないだろうと思うが、理論的にPV数が上がれば上がるほど、また検索で上位に上がれば上がるほど、より多くの広告をそのブログに出そうとするはずである。それはプラットホームを提供する側のビジネスであり、私はその提供されたものを無料で利用しているのだから、それに対してどうこう言えないわけである。

 そこで長期的な目で見ると、有料で広告無しのブログを提供しているWordPressなどで、自分が書いた記事の内容だけでなく、ビジュアルデザインを含め画面に表示されるすべてに自分の選択の自由と責任を負うことができる新しいブログを作りたい、と思っている。勿論、明日のこともわからぬ身として、「もし神の御心ならば」ということは、言うまでもないが。

 ちなみにこのブログに自動表示される広告は、読者のインターネット上の検索や履歴が反映されているもので、ブログ管理者の意図とは全く関係はない。

 またコメントに承認制を選んだは、読者の方々が自由にコメントできる可能性を提供すると同時に、このブログの主旨と方向性を守るための一種の妥協策であって、よりよい選択肢が今のところないからである。しかし現時点で1212のコメントが寄稿されたが、わずかな例外を除いて、相当悪質なコメントも最終的には承認している。すぐには承認しない場合でも、ある程度時間が経過してから公開することにしている。時間の経過が新しい観点を与え、全く異なる反応を生み出すかもしれないからである。