an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

腐ったリンゴ

 

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 たまたま店で買ったリンゴの中に傷んだものや不味いものが混ざっていたからといって、「この世のリンゴは全て腐っていて、不味くて、まともなものは一つもない」と考えたり、「もう絶対にリンゴを口にしないぞ」と決心したりするだろうか。

 おそらく二度と同じ店では買おうとはしないだろう。違う店に行っても、また同じように不快な経験をするかもしれない。それでも「この世には美味しいリンゴは存在しない」とは誰も考えない。

 むしろ腐っているリンゴは、腐っていない、熟れた美味しいリンゴが存在することを示している。

 確かに甘い実を結ぶリンゴの樹は存在し、探すなら必ずその実を見つけ、思う存分、味わうことができるのである。

マタイ7:15-20

15 にせ預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。

16 あなたがたは、その実によって彼らを見わけるであろう。茨からぶどうを、あざみからいちじくを集める者があろうか。

17 そのように、すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。

18 良い木が悪い実をならせることはないし、悪い木が良い実をならせることはできない。

19 良い実を結ばない木はことごとく切られて、火の中に投げ込まれる。

20 このように、あなたがたはその実によって彼らを見わけるのである。