an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

シリア・アサド大統領に対するインタビュー

news.tbs.co.jp

 同じ映像でYoutubeにアップロードされたもの。


シリア・アサド大統領、単独インタビュー(全録)

 いつもながらアサド大統領のロジックの健全さは、一国の主権国家の代表責任者、しかも自国が内外から激しく攻撃を受け、激しい困難の中にある国の責任者として、称賛に価するものだと思う。

 根拠のない悪口や人格攻撃など口にせず(平和な時でも口角泡を飛ばして政敵や論敵を罵る者もいるが・・・)、インタビュー記者が日本の戦後復興の経験の自負心によって語った「オファー」にも、簡単に真に受けたり媚を売ったりせず、日本とシリア間の政府レベルの国交が現在ないこと(在シリア日本大使館は退去している)、援助を提供している友好国が少なくないこと、そして何より自国民に再建の能力と意志があることをしっかりと主張し、さらに「最も難しい再建問題」、つまり争いによって憎しみに染まり傷ついた国民の心を如何に「再建」するかまで言及している。

 政治家としては勿論のこと、一人の人間として彼から学ぶべきことは多いのではないだろうか。

 

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