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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

あるイタリア系ユダヤ人の告白

心の琴の音 イスラエルの民の歴史

 
PRIMO LEVI. SE QUESTO E' UN UOMO (TESTIMONIANZE DI DEPORTATI NEI LAGER NAZISTI) - YouTube

 このビデオ『メモリア 記憶』は、イタリア系ユダヤ人のアウシュビッツ強制収容所の証言をまとめたドキュメンタリーである。個人的に二十世紀に起き『ホロコースト』として語りつがれているユダヤ人虐殺の事件には、様々なプロパガンダや不確定な要素が混入されていると信じているが、不条理な悲劇であることは紛れもない事実であり、このようなブログで軽々しく扱えるようなテーマではないのかもしれない。

 ただこのドキュメンタリーの中に収録されているアルベルト・ミエーリという男性の告白は、極限の状態で一人のユダヤ人が同胞に対して、しかもイスラエルの神に祈りを捧げていた信仰者に対して暴行を振るったことを思い出しているもので、何十年経っても彼の良心から消えることなく、生々しく傷口を開いている彼の記憶に、私の心は動かされたのである。

 残念ながらイタリア語でしかなかったので、抜粋したものを文字起こし、和訳してみた。私の力ではとても翻訳しきれていないとは思うが、読者の心で感じとって頂ければ幸いである。

 

"Memoria"

La fondazione Centro di Documentazione Ebraica Contemporanea CDEC

(autori: Marcello Pezzetti e Liliana Picciotto Fargion)

 

La testimonianza di Alberto Mieli 

 (da 58:20 a 1:01:36)

"Ero intento a pulire le baracche;

voleva dire...sarà coperto...dalle intemperie faceva freddo...

In mezzo ai castelli del...ai letti 

vidi muovere

incuriosito arrivai là

E esterrefatto proprio 

Vidi un uomino che poteva avere a quei tempi cinquant'anni...cinquantacinque anni...

che aveva il Tefillin indosso

e che pregava con un libricino così...

Beh, lo picchiai... selvaggiamente.

Ma gliene detti di botte 

e la testa gliela sbattei più di otto dieci volte sulla parete della baracca.

Tu mi domanderai "Perché?"

Beh, fui forse preso da un istinto da sopravvivenza.

Poiché se invece d'essermi accorto io, se ne fosse accorto l'SS...

Non è che l'SS bussava per entrare in una baracca.

Beh, lui aveva messo a repetaglio la vita di settanta persone.

Perché non è che avrebbero fatto un processo.

Avrebbero preso i mitra, radunata la baracca, avrebbero ammazzati tutti.

Ma senza nessuna...una cosa semplice...senza nessuna...

Ah, lo ammonì di non farlo mai più.

Questo poveretto...riprese 'sti Tefillin e 'sto libricino, li nascose.

Lo nascondeva in un pezzo di pagnotta nera tedesca.

Aveva scavato la mollica e poi ricopriva con questo strato di mollica sopra.

E dopo capì la devozione che quest'uomo...

...che rischiava tutti minuti la vita."

 

(58:20から1:01:36まで)

収容小屋を掃除するつもりだった。

天気が悪くてね、、、ひどく寒かった。

二段ベッドの間で何か動くのが見えたんだ。

気になってそこまで行ったら

度肝抜かれたよ。

50から55歳ぐらいだったろうか、小さな男がテフィリンを身に着けて、これぐらいの小さな本をもって祈っていたんだ。

それでね、、、殴ったんだよ、、、めちゃくちゃに。

これでもかって、ぐらい。

小屋の壁に8回も10回も頭を叩きつけてね。

なぜかって?

おそらくね、生き残るための衝動に突き動かされたのか、なんだか。

もし私が見つける代わりに、親衛隊が見つけていたら、、、

親衛隊はノックしてから入ってくるわけではなかったから。

彼は70人の命を危険にさらしていたんだ。

親衛隊は裁判なんかしなかったろうから。

機関銃向けて、小屋の全員集めて、皆殺しさ。

あっさりとね、、、簡単だよ、、、何の躊躇いもなくね。

それでね、彼に二度とするなって戒めたのさ。

彼は、そのテフィリンと小さな本をとって隠した、

ドイツの黒パンのかけらの中に。

中をくり抜いて、その後またパンの層で覆って。

後で解ったんだ、この男の信仰を、、、

いつでも命を危険にさらしていたんだ、、、。

 しかし創造主なる神は、「心」という、何と驚くべきものを造り、人間に与えたのだろうか。それは他のあらゆる被造物とは全く異なり、あらゆる矛盾に覆われながらも時空を超えて無類の光彩を放ち続けている。