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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

エリヤ、ナボテ、ミカヤ、そしてイエス・キリスト

いにしへからの教訓 知恵 生けるキリストを求めて(旧約聖書の中のキリスト)

列王上19:18

また、わたしはイスラエルのうちに七千人を残すであろう。皆バアルにひざをかがめず、それに口づけしない者である」。 

  主なる神は、カルメル山の頂で預言者エリヤがたった一人で四百五十人のバアルの預言者らと対決しなければならなかった時、御自身の忠実な七千人の信仰者をエリヤのために遣わすことは出来なかったのだろうか。

 イゼベルの迫害を恐れてエリヤが荒野へ逃げようとした時、その七千人を「盾」として遣わすことはできなかったのだろうか。

列王上19:1-4

1 アハブはエリヤのしたすべての事、また彼がすべての預言者を刀で殺したことをイゼベルに告げたので、

2 イゼベルは使者をエリヤにつかわして言った、「もしわたしが、あすの今ごろ、あなたの命をあの人々のひとりの命のようにしていないならば、神々がどんなにでも、わたしを罰してくださるように」。

3 そこでエリヤは恐れて、自分の命を救うために立って逃げ、ユダに属するベエルシバへ行って、しもべをそこに残し、

4 自分は一日の道のりほど荒野にはいって行って、れだまの木の下に座し、自分の死を求めて言った、「主よ、もはや、じゅうぶんです。今わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません」。

 なぜ主なる神は、主を畏れるナボテが凶悪な王アハブと王女イゼベルが殺されてから、預言者エリヤを遣わしたのだろうか。全てを知る方は事が起こる前にエリヤを遣わして、ナボテをアハブの暴虐の手から守るのことはできなかったのだろうか。

列王上21:13-18

13 そしてふたりのよこしまな者がはいってきて、その前にすわり、そのよこしまな者たちが民の前でナボテを訴えて、「ナボテは神と王とをのろった」と言った。そこで人々は彼を町の外に引き出し、石で撃ち殺した。

14 そして人々はイゼベルに「ナボテは石で撃ち殺された」と言い送った。

15 イゼベルはナボテが石で撃ち殺されたのを聞くとすぐ、アハブに言った、「立って、あのエズレルびとナボテが、あなたに金で譲ることを拒んだぶどう畑を取りなさい。ナボテは生きていません。死んだのです」。

16 アハブはナボテの死んだのを聞くとすぐ、立って、エズレルびとナボテのぶどう畑を取るために、そこへ下っていった。

17 そのとき、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、

18 「立って、下って行き、サマリヤにいるイスラエルの王アハブに会いなさい。彼はナボテのぶどう畑を取ろうとしてそこへ下っている。 

 「そのとき、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ」。主なる神は、まるでアハブがナボテを殺し、ぶどう畑を奪い取るために行動する「そのとき」を黙って待っていたかのようである。三年半も続くことになる飢饉をエリヤに予め知らせていた神は、アハブとイゼベルがナボテに対して隠れて企んでいたことを知らなかったのだろうか。勿論、全てを知っておられたが、「神の時」を待っておられたのである。

 預言者ミカヤがイスラエルの王に呼び出され、「主はこう言われる」と言いながら甘言を語っていた四百人の偽預言者達の前で、たった一人で神の真実を語らねばならなかった時、主なる神は預言者エリヤとその弟子エリシャを遣し、ミカヤを助けることはできなかったのだろうか。

列王上22:18-28

18 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「彼がわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言すると、あなたに告げたではありませんか」。

19 ミカヤは言った、「それゆえ主の言葉を聞きなさい。わたしは主がその玉座にすわり、天の万軍がそのかたわらに、右左に立っているのを見たが、

20 主は『だれがアハブをいざなってラモテ・ギレアデに上らせ、彼を倒れさせるであろうか』と言われました。するとひとりはこの事を言い、ひとりはほかの事を言いました。

21 その時一つの霊が進み出て、主の前に立ち、『わたしが彼をいざないましょう』と言いました。

22 主は『どのような方法でするのか』と言われたので、彼は『わたしが出て行って、偽りを言う霊となって、すべての預言者の口に宿りましょう』と言いました。そこで主は『おまえは彼をいざなって、それを成し遂げるであろう。出て行って、そうしなさい』と言われました。

23 それで主は偽りを言う霊をあなたのすべての預言者の口に入れ、また主はあなたの身に起る災を告げられたのです」。

24 するとケナアナの子ゼデキヤは近寄って、ミカヤのほおを打って言った、「どのようにして主の霊がわたしを離れて、あなたに語りましたか」。

25 ミカヤは言った、「あなたが奥の間にはいって身を隠すその日に、わかるでしょう」。 

26 イスラエルの王は言った、「ミカヤを捕え、町のつかさアモンと、王の子ヨアシの所へ引いて帰って、

27 言いなさい、『王がこう言います、この者を獄屋に入れ、わずかのパンと水をもって彼を養い、わたしが勝利を得て帰ってくるのを待て』」。 

28 ミカヤは言った、「もしあなたが勝利を得て帰ってこられるならば、主がわたしによって語られなかったのです」。また彼は言った、「あなたがた、すべての民よ、聞きなさい」。  

 主なる神は必ずしも人間の団結の中に御自身の力と真理を示されない。むしろ、御自身のしもべの一人ひとりを立て、必要な力と御前に遜った心を与え、時には嘲笑や迫害や殉教を通して、御自身の真理の光を啓示するのである。

 これらの、たった一人で戦った神の僕たちは、神の救いの計画の成就のために、たった一人で十字架の死と戦った御子イエス・キリストの予示である。