あの方は栄え、わたしは衰えねばならない。
ヨハネ3:30
(口語訳)
彼は必ず栄え、わたしは衰える。
(新改訳)
あの方は盛んになり私は衰えなければなりません。
(岩波訳)
彼は大きくなり、私は小さくならなければならない。
(新共同訳)
あの方は栄え、わたしは衰えねばならない。
どの訳も原語にある「必然」のニュアンスを訳出している。そしてこの信仰の言葉を発した洗礼者ヨハネの「必然的衰え」だけでなく、御子の「必然的栄え」も十字架の道を通らなければいけなかったことは、非常に重要である。
ルカ17:25
しかし、彼はまず多くの苦しみを受け、またこの時代の人々に捨てられねばならない。
結局、私たちの自我の「衰え」、つまり自己否定や謙遜、無我も、そしてそれによって人から称賛を受けるようなことがあっても、「キリストの十字架の友」として歩んでいなければ、キリストの「栄え」とはならないのである。
ピリピ3:18-19
18 わたしがそう言うのは、キリストの十字架に敵対して歩いている者が多いからである。わたしは、彼らのことをしばしばあなたがたに話したが、今また涙を流して語る。
19 彼らの最後は滅びである。彼らの神はその腹、彼らの栄光はその恥、彼らの思いは地上のことである。
是非、目を閉じてこの賛美を聴いてみてほしい。