an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

生ける水が川となって流れ出るであろう。

ヨハネ7:37-39

37 祭の終りの大事な日に、イエスは立って、叫んで言われた、「だれでもかわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。

38 わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その腹から生ける水が川となって流れ出るであろう」。

39 これは、イエスを信じる人々が受けようとしている御霊をさして言われたのである。すなわち、イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊がまだ下っていなかったのである。 

 川は自らを潤すために流れているわけではない。また自らの優美な姿を誇示するために流れているのでもない。源泉を後にし、より低いところを探して、静かにそして確実に、多くの養分を運んで流れていく。

 渇いた低地はその恩恵を受け、ほとりの木々はそれを求めて深く根を伸ばし、鳥や動物たちは渇きを癒すために集まってくる。

 聖書に約束されている聖霊のバプテスマの目的も、その受ける人自身の喜びや癒しを遥かに超えるものであることがわかる。復活した御子は弟子たちに聖霊のバプテスマの約束を告げたが、弟子たちが最も関心を持っていたことは、自分たちの国イスラエルの栄光の復興であった。

 しかし御子は聖霊のバプテスマによって、弟子たちが自分たちの関心を遥かに超える使命のために命を捧げることになると告げた。

使徒1:4-8

4 そして食事を共にしているとき、彼らにお命じになった、「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい。

5 すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」。

6 さて、弟子たちが一緒に集まったとき、イエスに問うて言った、「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」。

7 彼らに言われた、「時期や場合は、父がご自分の権威によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。

8 ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。 

 それは御子を信じ義とされ、聖霊の満たしを受け、異邦人宣教の使徒となったパウロの「覚悟」からも読み取れるものである。

使徒20:18-24

18 そして、彼のところに寄り集まってきた時、彼らに言った。「わたしが、アジヤの地に足を踏み入れた最初の日以来、いつもあなたがたとどんなふうに過ごしてきたか、よくご存じである。

19 すなわち、謙遜の限りをつくし、涙を流し、ユダヤ人の陰謀によってわたしの身に及んだ数々の試練の中にあって、主に仕えてきた。

20 また、あなたがたの益になることは、公衆の前でも、また家々でも、すべてあますところなく話して聞かせ、また教え、

21 ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、強く勧めてきたのである。

22 今や、わたしは御霊に迫られてエルサレムへ行く。あの都で、どんな事がわたしの身にふりかかって来るか、わたしにはわからない。

23 ただ、聖霊が至るところの町々で、わたしにはっきり告げているのは、投獄と患難とが、わたしを待ちうけているということだ。

24 しかし、わたしは自分の行程を走り終え、主イエスから賜わった、神のめぐみの福音をあかしする任務を果し得さえしたら、このいのちは自分にとって、少しも惜しいとは思わない。 

ピリピ2:17

そして、たとい、あなたがたの信仰の供え物をささげる祭壇に、わたしの血をそそぐことがあっても、わたしは喜ぼう。あなたがた一同と共に喜ぼう。 

川は今日も流れていく。

あらゆる障害物を回避し、

より低いところを探し求めて。