世界福音同盟の代表団が教皇フランシスコと会合(5)追記
ルーテル教会 - Wikipediaより抜粋引用
ルター派世界連盟とカトリック教会は1999年10月31日に「義認の教理に関する共同宣言(Joint Declaration on the Doctrine of Justification)」に調印し、カトリック教会も信仰によって福音を理解することを公式に宣言した。この宣言では、トリエント公会議による信仰義認主張者への断罪はルター派教会(ルーテル教会)に適用されず、またルターによる信仰義認否定者への断罪はカトリック教会に適用されないと定めた。
この共同宣言の支持者たちは、このことをもってカトリック教会が信仰義認の教理をルター派に適用したとみなしているが、ルター派教会ミズーリシノッド、ルター派教会ウィスコンシン・シノッドのような保守的な古ルター派はそのような解釈を拒んでいる。また、調印される前年の1988年、テュービンゲン大学神学部教授のエーバーハルト・ユンゲルを代表にして160人の福音主義神学者たちがこの共同宣言に反対を表明した。宗教改革の源流であり、神学研究の中心地ドイツのルター派から強い批判を受けながらもこの共同宣言は強引に進められた。
『教会の一致』という大義の下に調印された『義認の教理に関する共同宣言』が発端で、別の分裂、しかも自分達の教会の集まりの中で分裂を引き起こしてしまっている。
同じようなことが個々の教会内でも起きている。「より多くの若者を教会に惹きつけるため」という大義のために導入された「新しいシステム」が、真剣に真理を求めて教会に来る若者らを惑わせ、躓かせ、イエス・キリストから彼らを引き離してしまっている。
新約聖書のへブル的視点による「本物の解釈」とやらで、生粋のへブル人のなかから救われてキリストの奥義を異邦人信仰者らにギリシャ語で書き記した使徒パウロの手紙が、「混ざり物」「偽物」として侮蔑されている。
悲しいかな、これが肉の働きの否定しようもない現実である。