フォロロマーノのサトゥルヌスの神殿遺跡にて。
「盛者必衰の理をあらわす」。
数々の遺跡の間を散策しながら、やがて再建されるだろうエルサレムの神殿について考えてしまった。
ステパノは命をかけた最後の宣教において、神殿祭儀に寄り頼んでいたユダヤ人たちを厳しく叱責した。
使徒行伝7:48-51
しかし、いと高き者は、手で造った家の内にはお住みにならない。預言者が言っているとおりである、『主が仰せられる、どんな家をわたしのために建てるのか。わたしのいこいの場所は、どれか。天はわたしの王座、地はわたしの足台である。これは皆わたしの手が造ったものではないか』。ああ、強情で、心にも耳にも割礼のない人たちよ。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっている。それは、あなたがたの先祖たちと同じである。
また彼自身ユダヤ人であり、復活したばかりのイエス・キリストにイスラエルの復興の時期を質問した使徒ぺテロは、晩年になり地上の働きを終える時、こう書き残した。
ペテロの第二の手紙3:11-13
このように、これらはみなくずれ落ちていくものであるから、神の日の到来を熱心に待ち望んでいるあなたがたは、極力、きよく信心深い行いをしていなければならない。その日には、天は燃えくずれ、天体は焼けうせてしまう。しかし、わたしたちは、神の約束に従って、義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる。
全人類の総力を結集しても成し遂げることは決してできない、神による「真の復興」の時がやがて来る。