an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

病の中に顕れたキリストのいのち

 月初めからの無理がたたって体調を崩してしまい、先週木曜日の夕方の祈祷会の後からほぼ一週間寝込んでしまった。体中にボローニャの赤レンガを巻きつけたような状態で、寝返り打つのも辛い状態だったが、昨日から回復しはじめ、やっとPCによる仕事ができるようになった。感謝である。

 体が動かない分、色々な思考が走る回るのだが、一瞬、全てが静まり、「自分は今している一息一息の呼吸でしかない存在だ」という意識になった。そして、その呼吸の「奥」にとても静かにある根源的な「命」を実感し、主なる神に感謝した。「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」(Ⅱコリント12:9)

 まさに十分な恵みである。