an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

魂の牧者

 聖霊の主要な目的の一つは、信者を復活・昇天した主であるキリストと一体化し、彼の復活のいのちを信者の経験の中で実際のものとすることです。時代が終末―キリストの顕現―に向かって進むにつれて、二つの特徴がますます明らかになるでしょう。一方において、物事、人、運動、制度、組織などが優勢になり、大衆を引きつけ、群衆をとらえるでしょう。他方、こうしたものへの失望と幻滅が増加し、少数の人々が主ご自身に立ち返り、彼だけが自分のいのちであることを見いだすでしょう。

(T.オースチン・スパークス 1888-1977『私たちの命なるキリスト』より)

 実に多くの人々が肉的教会、宗教組織、「悪い働き人」に疲れ、失望し、幻滅し、躓いている。しかし魂の牧者イエス・キリストは、決してご自分の羊を見捨てたりはしない。

エゼキエル34:10-16

 主なる神はこう言われる、見よ、わたしは牧者らの敵となり、わたしの羊を彼らの手に求め、彼らにわたしの群れを養うことをやめさせ、再び牧者自身を養わせない。またわが羊を彼らの口から救って、彼らの食物にさせない。 

 主なる神はこう言われる、見よ、わたしは、わたしみずからわが羊を尋ねて、これを捜し出す。 

 牧者がその羊の散り去った時、その羊の群れを捜し出すように、わたしはわが羊を捜し出し、雲と暗やみの日に散った、すべての所からこれを救う。 

 わたしは彼らをもろもろの民の中から導き出し、もろもろの国から集めて、彼らの国に携え入れ、イスラエルの山の上、泉のほとり、また国のうちの人の住むすべての所でこれを養う。 

 わたしは良き牧場で彼らを養う。その牧場はイスラエルの高い山にあり、その所で彼らは良い羊のおりに伏し、イスラエルの山々の上で肥えた牧場で草を食う。 

 わたしはみずからわが羊を飼い、これを伏させると主なる神は言われる。 

 わたしは、うせたものを尋ね、迷い出たものを引き返し、傷ついたものを包み、弱ったものを強くし、肥えたものと強いものとは、これを監督する。わたしは公平をもって彼らを養う。