an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

十字架につけられたキリスト

キリストの十字架は、全てを焼き尽くす火の燃える祭壇である。

その上では私たちの全てのものが灰となる。

 

キリストの十字架は、すべてを照らし出す光である。

その上で私たちの全てのものが神の妥協のない完全な裁きを受ける。

 

キリストの十字架は、私たちの罪に対する、神の完全な拒絶である。

 

十字架につけられたイエス・キリストによって、日が一番高いところで暗闇となった。

十字架につけられたイエス・キリストによって、この世のあらゆる見せかけの希望、たとえそれが最も崇高なものであったとしても、それは失望に変わる。

 

キリストの十字架は、全てのものを神が見ている現実の姿として現わす。

 

十字架の上でイエス・キリストが死んだことによって、地が揺れ震い、岩が裂けた。

十字架の上でイエス・キリストが死んだことによって、私たち自身のあらゆる信頼、誇り、自信、確信、土台としているすべてが覆され、粉々に砕かれた。

 

キリストの十字架によって私たちの生まれつきの人は呪われた死によって滅ぼされた。

全ての高ぶり、高慢は、十字架によって砕かれる。

 

私たちは本当にこの十字架につけられたイエス・キリストを信じているだろうか。

 

そして復活したキリストだけが生きる。

火のうちにいるのはキリストである。

 

清められた、精錬されたものだけが残る。

聖なる切り株だけが残る。