an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

天からの声(1)

マタイ3:16-17 16 イエスはバプテスマを受けるとすぐ、水から上がられた。すると、見よ、天が開け、神の御霊がはとのように自分の上に下ってくるのを、ごらんになった。 17 また天から声があって言った、「これはわたしの愛する子、わたしの心にかな…

後のものを忘れ、前のものに向かって

ピリピ3:12-14 12 わたしがすでにそれを得たとか、すでに完全な者になっているとか言うのではなく、ただ捕えようとして追い求めているのである。そうするのは、キリスト・イエスによって捕えられているからである。 13 兄弟たちよ。わたしはすでに捕…

人知をはるかに越えたキリストの愛を知って

エペソ3:14-21 14 こういうわけで、わたしはひざをかがめて、 15 天上にあり地上にあって「父」と呼ばれているあらゆるものの源なる父に祈る。 16 どうか父が、その栄光の富にしたがい、御霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強くして下さる…

キリストを知ることに関する信仰者の自覚

Ⅱコリント5:13-17 13 もしわたしたちが、気が狂っているのなら、それは神のためであり、気が確かであるのなら、それはあなたがたのためである。 14 なぜなら、キリストの愛がわたしたちに強く迫っているからである。わたしたちはこう考えている。ひと…

「アバ、父よ」と呼ぶ御子の霊によって

イザヤ63:15-16 15 どうか、天から見おろし、その聖なる栄光あるすみかからごらんください。あなたの熱心と、大能とはどこにありますか。あなたのせつなる同情とあわれみとはおさえられて、わたしにあらわれません。 16 たといアブラハムがわれわれ…

真のユダヤ人

ローマ2:28-29(新改訳) 28 外見上のユダヤ人がユダヤ人なのではなく、外見上のからだの割礼が割礼なのではありません。 29 かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。その誉れは、人からで…

神の力としての十字架の言

Ⅰコリント1:18-25(新改訳) 18 十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。 19 それは、こう書いてあるからです。「わたしは知恵ある者の知恵を滅ぼし、賢い者の賢さをむなしくする。」 20 知者はど…

聖書の霊感:「手短に書いた」

へブル13:22 兄弟たちよ。どうかわたしの勧めの言葉を受けいれてほしい。わたしは、ただ手みじかに書いたのだから。 「手短に書いた」 この表現は、「本当はもっと多くのことをより詳しく書きたかったのだが、読み手の霊的状況がそれを許さなかったので…

エルサレム第三神殿建設に関する不条理

おそらくそれほど遠くない未来に関する一つの想定をしてみよう。一人の強烈なカリスマをもった政治家の超自然的な手腕によって、現在では不可能だとしか思えないエルサレムの第三神殿建造が実現する時期に、あなたと私が御子イエスの十字架の贖いを信じ、救…

十字架の上の「なぜ」

マタイ27:46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。 全知の神の御子イエスが、十字架の上で「なぜ」と父なる神に問い…

いのちの君を殺してしまった。

使徒3:14-15 14 あなたがたは、この聖なる正しいかたを拒んで、人殺しの男をゆるすように要求し、 15 いのちの君を殺してしまった。しかし、神はこのイエスを死人の中から、よみがえらせた。わたしたちは、その事の証人である。 Ⅰペテロ2:22-2…

私に従いなさい。

ヨハネ21:15-22(新改訳) 15 彼らが食事を済ませたとき、イエスはシモン・ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたは、この人たち以上に、わたしを愛しますか。」ペテロはイエスに言った。「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたが…

信仰の創始者であり、完成者である御子イエス

へブル12:1-2(新改訳) 1 こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありません…

アブラハムの信仰

ローマ4:16-25 16 このようなわけで、すべては信仰によるのである。それは恵みによるのであって、すべての子孫に、すなわち、律法に立つ者だけにではなく、アブラハムの信仰に従う者にも、この約束が保証されるのである。アブラハムは、神の前で、わ…

めんどりが翼の下にひなを集めるように

【翕】「キュウ」「あう」「あつめる」「あつまる」①おこる。鳥がいっせいに飛び立つ。また、多くの物事がいっせいに起こるさま。②集まる。集める。一つに集まる。 この漢字に何だか魅かれる。親鳥の羽の下に幼鳥が集まっているイメージ。「キュウ」もぴった…

殉教を覚悟していた使徒パウロの聖書観

Ⅱテモテ3:14-17 14 けれどもあなたは、学んで確信したところにとどまっていなさい。あなたは自分が、どの人たちからそれを学んだかを知っており、 15 また、幼いころから聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵を与えてキリ…

AIに関する一つの想定

もし現在のペースで世界が進んでいくならば、それ程遠くない将来、膨大なデータを蓄積したAI(人工知能)に「悔い改めて、イエス・キリストを信じるってどういう意味?」とか「第一ペテロ4:6の正しい解釈は?」と質問すれば、過去の色々な解釈の例を挙げ…

聖書言語の神聖化

ヘブライ語やギリシャ語を「聖域」に置く人々は、普段の祈りにおいて古代ヘブライ語やコイネーで祈っているのだろうか。自論に対して一貫性をもって生きるためには、必然的にそのような選択をする他ないだろう。 そしてそのような彼らの祈りに対して、霊なる…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(4)

ヨハネ16:12-15 12 わたしには、あなたがたに言うべきことがまだ多くあるが、あなたがたは今はそれに堪えられない。 13 けれども真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう。それは自分から語るのではなく、その聞く…

自分から語るのではなく、その聞くところ語り

新年明けましておめでとうございます。 ヨハネ16:12-15 12 わたしには、あなたがたに言うべきことがまだ多くあるが、あなたがたは今はそれに堪えられない。 13 けれども真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう。そ…

使徒ペテロの人生を導き支えた聖霊の働き

Ⅰペテロ1:1-2 1 イエス・キリストの使徒ペテロから、ポント、ガラテヤ、カパドキヤ、アジヤおよびビテニヤに離散し寄留している人たち、 2 すなわち、イエス・キリストに従い、かつ、その血のそそぎを受けるために、父なる神の予知されたところによって…

「没薬を混ぜた葡萄酒」を飲まなかった御子イエス

マタイ27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。 御子イエスが十字架に架けられる前に差し出された「苦味を混ぜた葡萄酒」の「苦味」と和訳されている原語 【χολή cholē…

神の言を売物にせず

Ⅱコリント2:17 (口語訳) しかし、わたしたちは、多くの人のように神の言を売物にせず、真心をこめて、神につかわされた者として神のみまえで、キリストにあって語るのである。 (新改訳) 私たちは、多くの人のように、神のことばに混ぜ物をして売るよ…

父なる神の約束:真の贈り物

使徒1:1-5(新改訳) 1 テオピロよ。私は前の書で、イエスが行ない始め、教え始められたすべてのことについて書き、 2 お選びになった使徒たちに聖霊によって命じてから、天に上げられた日のことにまで及びました。 3 イエスは苦しみを受けた後、四十日…

エリサベツの引き籠り

ルカ1:5-25(新改訳) 5 ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。 6 ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。 7 エリサベツ…

霊における「物乞い」の至福

マタイ5:1-12 1 イエスはこの群衆を見て、山に登り、座につかれると、弟子たちがみもとに近寄ってきた。 2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて言われた。 3 「こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。 4 悲しんでいる…

「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません」の真意

マタイ10:5-6 5 イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけ、ません。 6 イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。 12使徒を選び、宣教に遣わす前に御…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(3)

●文脈の重要性 この箇所は、最後の晩餐のときに、主イエスが十二弟子に語られたことの一部です。ヨハネの福音書の13章から16章までに書かれていることは、基本的にすべて十二弟子に対する言葉ですから、彼ら以外の信者には適用できない内容が含まれるのです…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(2)

(1)の続き 主イエスは、後になると十二弟子が、新約聖書を書くことになったり、教会の土台となる教えを担うようになる(エペソ2:20)ことを想定して、この御言葉を語りました。敢えてこの箇所の「すべての真理」を定義づけするなら、教会の土台となる教…

ヨハネ16:13における真理の聖霊の約束に関する検証(1)

ヨハネの福音書の13章から16章までに書かれていることは、基本的にすべて十二弟子に対する言葉ですから、彼ら以外の信者には適用できない内容が含まれるのです。ヨハネ16:13は、正に適用できない部分です。 (一部引用) このような主張は、聖書的に正当性が…