an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

聖書による検証

人となって来たイエス・キリストを告白する霊

Ⅰヨハネ4:1-3 1 愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。 2 人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からの…

「霊の戦い」の世界観に対する警告記事(B・デウェイ牧師)の紹介

japanesebiblewoman.hatenadiary.com 現代の「霊の戦い」に関する危険な間違いを、論者自身の経験から指摘している非常に重要な警告記事である。私自身、過去にこのような教えを実践しているいくつかの教会や兄弟姉妹に出会い、また強迫観念による神経症を患…

見かけで裁かず、正しい裁きをせよ。

ヨハネ7:23-24(新改訳) 23 もし、人がモーセの律法が破られないようにと、安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身をすこやかにしたからといって、何でわたしに腹を立てるのですか。 24 うわべによって人をさばかないで、正しいさ…

イエス・キリストの系図(マタイによる福音書):呪いからの贖い

マタイ1:1-17 1 アブラハムの子であるダビデの子、イエス・キリストの系図。 2 アブラハムはイサクの父であり、イサクはヤコブの父、ヤコブはユダとその兄弟たちとの父、 3 ユダはタマルによるパレスとザラとの父、パレスはエスロンの父、エスロンはア…

フランシスコ教皇のスピーチにおける「教会」に関する考察

Pope Francis: Relationships With Jesus Are Dangerous 添付した映像は、2014年6月25日(水)にヴァチカン市国サン・ピエトロ広場における一般謁見のスピーチ『La Chiesa: 2. L'appartenenza al popolo di Dio (教会:2.神の民への帰属)』の内容…

新約聖書における家の教会

新約聖書において記録されている「教会【ἐκκλησία ekklēsia】」は、決して物質的な建造物を意味しておらず、「神の恵みによってこの世から呼び出された信仰者の集まり」のことである。つまり「信仰者が集まって礼拝を捧げること」が重要なのであって、物…

「〇〇牧師先生の✕✕教会」に関する考察

非常に興味深い、そして重要な問いかけをあるイタリア人クリスチャンが投げかけている。 新約聖書には、十二使徒だけではなく多くの「使徒」や、「預言者」(アガボ、ユダ、シラなど)、「伝道者」(ピリポ)そして「教師」(使徒行伝13:1参照)などの個…

「父と子と聖霊との名によって」に関する考察

マタイ28:18-20 18 イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 19 それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施…

ジョン・オーウェンの試練、そして予定論の不条理

17世紀の神学者ジョン・オーウェン(1616-1683)の生涯に関するある記述を読んで興味をもち、彼の著作に関してリサーチしたのだが、WEB上では日本語に翻訳されたものは非常に少ないことがわかった。 私がなぜオーウェンに興味を持ったかというと…

パリサイ人のパン種に気をつけなさい。

ガラテヤ2:11-14 11 ところが、ケパがアンテオケにきたとき、彼に非難すべきことがあったので、わたしは面とむかって彼をなじった。 12 というのは、ヤコブのもとからある人々が来るまでは、彼は異邦人と食を共にしていたのに、彼らがきてからは、割…

牧師・長老・監督の適性(4)「悪魔の罠」

Ⅰテモテ3:1-7 1 「もし人が監督の職を望むなら、それは良い仕事を願うことである」とは正しい言葉である。 2 さて、監督は、非難のない人で、ひとりの妻の夫であり、自らを制し、慎み深く、礼儀正しく、旅人をもてなし、よく教えることができ、 3 酒を…

解釈の基本原理:霊的シンボリズムと実践的教え(第一コリント5章の例)

Ⅰコリント5 1 現に聞くところによると、あなたがたの間に不品行な者があり、しかもその不品行は、異邦人の間にもないほどのもので、ある人がその父の妻と一緒に住んでいるということである。 2 それだのに、なお、あなたがたは高ぶっている。むしろ、そんな…

「あなたがたは神々である」に関する検証

ヨハネ10:30-39 30 わたしと父とは一つである」。 31 そこでユダヤ人たちは、イエスを打ち殺そうとして、また石を取りあげた。 32 するとイエスは彼らに答えられた、「わたしは、父による多くのよいわざを、あなたがたに示した。その中のどのわざの…

「永遠の命にあずかるように定められていた者」に関する検証

使徒13:38-49 38 だから、兄弟たちよ、この事を承知しておくがよい。すなわち、このイエスによる罪のゆるしの福音が、今やあなたがたに宣べ伝えられている。そして、モーセの律法では義とされることができなかったすべての事についても、 39 信じる…

フリーソフトInterliner Scripture Analyzer について

以前から Interliner Scripture Analyzer (ISA3 basic)というフリープログラムを他の聖書研究のツールと併用していたのだが、最近そのプログラムの中で使われている聖書の翻訳バージョン(Concordant Literal Version 2.1 CLV)が独特の傾向をもつことに気が…

安息日に関する考察(15)神の安息

へブル4:1-11 1 それだから、神の安息にはいるべき約束が、まだ存続しているにかかわらず、万一にも、はいりそこなう者が、あなたがたの中から出ることがないように、注意しようではないか。 2 というのは、彼らと同じく、わたしたちにも福音が伝えら…

安息日に関する考察(14)だれにも批評されてはならない

コロサイ2:16-17 16 だから、あなたがたは、食物と飲み物とにつき、あるいは祭や新月や安息日などについて、だれにも批評されてはならない。 17 これらは、きたるべきものの影であって、その本体はキリストにある。 以前『幼稚な遊び』という記事でも…

安息日に関する検証(13)各自はそれぞれ心の中で、確信を持っておるべきである。

ローマ14:1-12 1 信仰の弱い者を受けいれなさい。ただ、意見を批評するためであってはならない。 2 ある人は、何を食べてもさしつかえないと信じているが、弱い人は野菜だけを食べる。 3 食べる者は食べない者を軽んじてはならず、食べない者も食べる…

安息日に関する考察(12)主イエスと使徒パウロ

マタイ12:9-10 9 イエスはそこを去って、彼らの会堂にはいられた。 10 すると、そのとき、片手のなえた人がいた。人々はイエスを訴えようと思って、「安息日に人をいやしても、さしつかえないか」と尋ねた。 マルコ1:21 それから、彼らはカペナウ…

安息日に関する考察(11)会堂司の教訓

ルカ13:10-17 10 安息日に、ある会堂で教えておられると、 11 そこに十八年間も病気の霊につかれ、かがんだままで、からだを伸ばすことの全くできない女がいた。 12 イエスはこの女を見て、呼びよせ、「女よ、あなたの病気はなおった」と言って、 13…

安息日に関する考察(10)人の子は安息日の主である。

マタイ12:1-8 1 そのころ、ある安息日に、イエスは麦畑の中を通られた。すると弟子たちは、空腹であったので、穂を摘んで食べはじめた。 2 パリサイ人たちがこれを見て、イエスに言った、「ごらんなさい、あなたの弟子たちが、安息日にしてはならない…

安息日に関する考察(9)イザヤ66章の預言

イザヤ66:15-24 15 見よ、主は火の中にあらわれて来られる。その車はつむじ風のようだ。激しい怒りをもってその憤りをもらし、火の炎をもって責められる。 16 主は火をもって、またつるぎをもって、すべての人にさばきを行われる。主に殺される者は…

安息日に関する考察(8)イザヤ58章

イザヤ58:13-14 13 もし安息日にあなたの足をとどめ、わが聖日にあなたの楽しみをなさず、安息日を喜びの日と呼び、主の聖日を尊ぶべき日ととなえ、これを尊んで、おのが道を行わず、おのが楽しみを求めず、むなしい言葉を語らないならば、 14 その…

安息日に関する考察(7)律法全体の中の安息日、そして御子の中の安息

安息日に関する考察(6)聖会 - an east windowにおいてレビ記23章を考察したが、その章に書いてある内容を繰り返し読んでいると、「安息日」の教えがイスラエルの民のために律法の定めていた様々の祭儀における聖会と一体のものであり、決して切り離せな…

安息日に関する考察(6)聖会

レビ記23章には、週の第七日の安息日と、過ぎ越しの祭やペンテコステの祭、贖罪の日の祭など、イスラエルの年間を通して行うように命じられていた「主の定めの祭」について詳細が記述されている。 1 主はまたモーセに言われた、 2 「イスラエルの人々に言…

安息日に関する考察(5)代々にわたるしるし

出エジプト31:12ー17 12 主はまたモーセに言われた、 13 「あなたはイスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは必ずわたしの安息日を守らなければならない。これはわたしとあなたがたとの間の、代々にわたるしるしであって、わたしがあなたがたを…

安息日に関する考察(4)違反に対する処罰

出エジプト31:12-18 12 主はまたモーセに言われた、 13 「あなたはイスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは必ずわたしの安息日を守らなければならない。これはわたしとあなたがたとの間の、代々にわたるしるしであって、わたしがあなたがたを…

安息日に関する考察(3)安息日の戒めの対象としるし

3.安息日の戒めの対象としるし 出エジプト20:2;8-11 2 「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した者である。 8 安息日を覚えて、これを聖とせよ。 9 六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。 10 …

安息日に関する考察(2)「第七日目」

2.「第七日目」 創世記2:1-3 1 こうして天と地と、その万象とが完成した。 2 神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。 3 神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての…

安息日に関する考察(1)

「安息日の教え」に関して、いくつかの記事のコメント欄で意見を書いてきたが、ここでは一つのシリーズ記事として、天地創造の七日目の休息に関する記述からはじめ、律法の中の戒律としての「安息日」を検証し、御子イエス・キリストと安息日問題、そして使…