an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

エレミヤの嘆き、そして御子イエスの招き

エレミヤ15:15-21

15 主よ、あなたは知っておられます。わたしを覚え、わたしを顧みてください。わたしを迫害する者に、あだを返し、あなたの寛容によって、わたしを取り去らないでください。わたしがあなたのために、はずかしめを受けるのを知ってください。

16 わたしはみ言葉を与えられて、それを食べました。み言葉は、わたしに喜びとなり、心の楽しみとなりました。万軍の神、主よ、わたしは、あなたの名をもってとなえられている者です。

17 わたしは笑いさざめく人のつどいにすわることなく、また喜ぶことをせず、ただひとりですわっていました。あなたの手がわたしの上にあり、あなたが憤りをもってわたしを満たされたからです。

18 どうしてわたしの痛みは止まらず、傷は重くて、なおらないのですか。あなたはわたしにとって、水がなくて人を欺く谷川のようになられるのですか。

19 それゆえ主はこう仰せられる、「もしあなたが帰ってくるならば、もとのようにして、わたしの前に立たせよう。もしあなたが、つまらないことを言うのをやめて、貴重なことを言うならば、わたしの口のようになる。彼らはあなたの所に帰ってくる。しかしあなたが彼らの所に帰るのではない。

20 わたしはあなたをこの民の前に、堅固な青銅の城壁にする。彼らがあなたを攻めても、あなたに勝つことはできない。わたしがあなたと共にいて、あなたを助け、あなたを救うからであると、主は言われる。

21 わたしはあなたを悪人の手から救い、無慈悲な人の手からあがなう」。 

 時に心の傷はあまりにも深く、その孤独は癒し難く、聖書の朗読に没頭しても、軽薄な喜びから自ら身を避けても答えを見出せないことがある。

どうしてわたしの痛みは止まらず、

傷は重くて、なおらないのですか。

あなたはわたしにとって、

水がなくて人を欺く谷川のようになられるのですか。

 まさに私が「私の喜び」「私の楽しみ」「私の憤り」「私の嘆き」「私の痛み」「私の傷」「私の失望」の中に自らを閉じ込めている時、主なる神は「私のところに帰ってきなさい」と招いてくださる。

もしあなたが帰ってくるならば、もとのようにして、わたしの前に立たせよう。もしあなたが、つまらないことを言うのをやめて、貴重なことを言うならば、わたしの口のようになる。彼らはあなたの所に帰ってくる。しかしあなたが彼らの所に帰るのではない。

 そして主の御前の光の中に立つとき、「つまらないこと(虚しいこと)」と「貴重なこと」の違いを、改めて御子から学ぶのである。

マタイ11:28-30

28  すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。

29 わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。

30  わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。