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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

『Pope Francis Declares Lucifer As God』に関する反証(7)まとめ

聖書による検証 終わりの日の警告 カトリック教会関連

 『Pope Francis Declares Lucifer As God』に関する反証(1) - an east windowのビデオの主張の論拠は、結局のところ、一つの宗派が自らの伝統に従ってイエス・キリストの復活をラテン語で賛美していることを、ラテン語【lucifer】の文脈上の意味ではなく、歴史の複雑な経緯の中でいつの間にすり替わってしまった「サタン」という意味で解釈してしまったことによる一つの誤解である。

 すでに何度も書いたように、もしカトリック教会の教皇の立場や「マリア崇拝」「行いによる義認」など教義的問題や、巨万の富の問題、幼児・未成年に対する性的虐待など、過去から現在に至るまでの数々のスキャンダルなどに対して指摘・批判するならば、聖書の啓示や客観的なデータが十分に存在するのである。だからその意図がどのようなものでも、このビデオのような稚拙な批判を主張したり拡散するのは、さらなる混乱を生むだけだろう。

 日本語においては乏しい情報を他国語で調べたり、特に出版されている資料によって検証するのは骨の折れる仕事である。逆にYoutubeなどで拡散されるビデオなどは、音声と映像、そしてキャッチフレーズなどを駆使することにより、より大きなインパクトと拡散性をもっている。だからこそ、情報を受け取る側にはより慎重な対応が不可欠だと思う。

 今回は単にビデオの主張を反証するだけでなく、「サタン=ルシファー」という通説に関して簡単に検証してみた。教父時代の記録やグノーシス主義の影響など、今回は詳細に触れることはできなかったが、情報を共有できる方がいたら是非お願いしたい。

 また今回、『カトリック教会関連』という新しいカテゴリーを加えた。その中の記事を読めば、イタリアに長年在住する私のカトリック教会に関する個人的意見やスタンスを理解していただけると思う。

 

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