an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

眠っている時にも

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詩篇127

1 ソロモンがよんだ都もうでの歌

主が家を建てられるのでなければ、建てる者の勤労はむなしい。主が町を守られるのでなければ、守る者のさめているのはむなしい。

2 あなたがたが早く起き、おそく休み、辛苦のかてを食べることは、むなしいことである。主はその愛する者に、眠っている時にも、なくてならぬものを与えられるからである。

3 見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。

4 壮年の時の子供は勇士の手にある矢のようだ。

5 矢の満ちた矢筒を持つ人はさいわいである。彼は門で敵と物言うとき恥じることはない。 

2b

口語訳

主はその愛する者に、眠っている時にも、なくてならぬものを与えられるからである。

 

新共同訳

主は愛する者に眠りをお与えになるのだから。

 

新改訳

主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えてくださる。

 

KJV

for so he giveth his beloved sleep

 

Wycliffe's Bible

For he giveth to his beloved; even while they sleep.

 「睡眠時間の分の呼吸しておかなければ」と言って、寝る前に慌てて深呼吸を繰り返す人がいるだろうか。「寝ている間に心臓がちゃんと動き続けるように、エネルギー貯えとかなきゃ」と言って、夕食をガツガツ食べる人もいない。

 主なる神は、その愛する者に「眠り」も「寝ている間になくてはならないもの」も備えてくださる。「主を愛する者に」ではなく、「主が愛する者に」である。そして主なる神は、全ての人間を、一人ひとりを分け隔てなく愛する恵みの神である。

 私たちが寝ている間も、心臓が休みなく動き続け、呼吸によって酸素を取り入れ続けることができるように造られた神は、私たちに「絶えず祈りなさい」と命じた方であると同時に、私たちのために「絶えず執り成しの祈りをしてくださる神」である。そう、信仰者が熱心に祈っているときも、また全く違う事を考えているときも、罪を犯しているときも、また眠りの中で無意識の時も、強いときも弱いときも、聖霊によって信仰者の心のうちで休みなく執り成しをしてくださっている神である。

ローマ8:26-27;34

26 御霊もまた同じように、弱いわたしたちを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。

27 そして、人の心を探り知るかたは、御霊の思うところがなんであるかを知っておられる。なぜなら、御霊は、聖徒のために、神の御旨にかなうとりなしをして下さるからである。 

34 だれが、わたしたちを罪に定めるのか。キリスト・イエスは、死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとりなして下さるのである。 

 一日二十四時間のほぼ四分の一を、「睡眠」という無意識で無防備な状態に完全に委ねている私たちは、今よりもさらに、心のうちに宿る聖霊の執り成しの恵みに、自分のすべてを委ね切っても大丈夫ではないだろうか。母の腕の中で安らぐ幼子のように。

 

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