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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

無邪気ではいられない(5)森を見よ。

「イスラム国(ISIS)」の活動拠点は一体どこにあるのかをGoogle Earthで丸裸にする方法 - GIGAZINE

 2014年8月末の記事だが、大変興味深い。諜報員でもない一般人が、通常のインターネットのサービスを使ってテロリストの活動拠点を明確に特定している。高性能なスパイ衛星や無人機を持ち合わせているどこぞの国の軍事機関ならば、壊滅的な打撃を与えることは赤子の手をひねるようなことであるはずだ。「極悪非道の手強い敵」が、そこにいてくれた方が「都合がいい」のだろう。

「防衛ニュース(Defense News 2015年1月19日)」によれば、2014年8月から2015年1月中旬まで、16000回の空爆が行われたということです。
空爆の60%は、最新鋭ジェット戦闘機と、その空爆装置を使って米国空軍によって展開されたということです。

イスラム国の正体は、ワシントンとペンタゴンの覆面である | カレイドスコープ

 一万六千回もの空爆でテロリストグループに対する効果を得られていないのは、それらの空爆の目的そのものが異なるからであろう。隣国らの混乱と破壊で利益を得ているのは誰か。大量の武器を「消費させて」ほくそ笑んでいるのは誰か。

ISISと米イスラエルのつながり

 森の中の一本の切株を見つけたら、誰かが厳しい冬を越すための薪にしたのだろうと思うだろう。十本の切株があれば、森を徘徊するオオカミの群れから身を守るため、家を建てるのに使ったのだろうと想像するだろう。しかし、多くの木々が列をなして根こそぎ伐採されていたら、一本の道を造っているのだ、と気付くはずだ。そしてその道がどこからきて、どこに行こうとしているか、そこに何があるのかで、森の伐採を命令している者の目的が理解できるのである。

 

追記(2015年11月6日):

 2015年11月4日の「Sputnik日本」の記事によれば、

ロシア航空宇宙軍は、シリアでの作戦開始から合計で1631回出撃し、2084箇所のテロリストらの拠点に空爆を行った。3日、ロシア国防省機動総局の責任者アンドレイ・カルタポロフ大将が明らかにした。

それによれば、空爆で司令部287箇所、燃料、弾薬庫155箇所、テロリスト養成キャンプ52箇所を殲滅したほか、さらに地下工場40箇所を破壊した。

 ということである。

 その1か月前、ロシアがシリアに対する対テロ作戦を始めてから1か月経った時点のでの報告は以下の通りだった。

シリアでロシア航空宇宙軍が空爆を開始し、この1ヶ月間に殲滅した「IS(イスラム国)」の施設の数が1600箇所を超えた。


30日、ロシア国防省機動総局の責任者アンドレイ・カルタポロフ大将が明らかにした。
「シリアでロシア航空宇宙軍が行動を開始して1月がたち、ある程度の総計を出す時が到来した。1ヶ月たらずの期間にロシア軍機は1391回出動し、テロリストの施設1623箇所の殲滅に成功している。」

カルタポフ大将によれば、殲滅箇所の内訳は司令および交信の本部が249箇所、テロリスト養成キャンプが51箇所、テロリストらが自動車に爆発物を仕掛けていた工場、工房が35箇所、武器弾薬、燃料の保管場所が131箇所、このほか備蓄基地が371箇所、野戦キャンプなどの基地が786箇所となっている。