an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

キリストに学び、確信に留まり、救いに至る

IIテモテ3:14,15

口語訳

14 しかし、あなたは、自分が学んで確信しているところに、いつもとどまっていなさい。あなたは、それをだれから学んだか知っており、

15 また幼い時から、聖書に親しみ、それが、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物であることを知っている。

 

文語訳

14 されど汝は學びて確信したる所に常に居れ。なんぢ誰より之を學びしかを知り、

15 また幼き時より聖なる書を識りし事を知ればなり。この書はキリスト・イエスを信ずる信仰によりて救に至らしむる知慧を汝に與へ得るなり。

 

新共同訳

14 だがあなたは、自分が学んで確信したことから離れてはなりません。あなたは、それをだれから学んだかを知っており、

15 また、自分が幼い日から聖書に親しんできたことをも知っているからです。この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます。

 

岩波訳

14 しかし君は、自分が学び確信したことに留まりなさい。君は〔それを〕誰から学んだのかを知っているのだし、

15 また幼子の時から聖書に慣れ親しんでいることをも〔知っているのだから。すなわち聖書は〕キリスト・イエスにおける信仰を通しての救いに至らしむべく、君を知恵者とすることができる。 

 「自分が学んで確信しているところに、いつもとどまっていなさい。」

 テモテは「あの使徒パウロが教えることだから」と言って、パウロの教えをただ鵜呑みしていたわけではなかった。べレアの信徒たちがパウロの宣教の言葉を聞いてしたように、自分で聖書に慣れ親しみ、自ら聖霊を通して学んで、自分の心に確信を持っていたのである。

 ただ聖書の知識を増やすために学んでいたわけでもなかった。聖書が与えてくれる知恵によって、確信を得、その中に留まり、その中で生きていたのである。そしてその確信から離れずに、その中に留まっていたのは、ただ自分の安全地帯を見つけて保身的に生きていくためではなく、信仰による魂の救いという究極な目的があったからである。

エペソ4:14-21

14 こうして、わたしたちはもはや子供ではないので、だまし惑わす策略により、人々の悪巧みによって起る様々な教の風に吹きまわされたり、もてあそばれたりすることがなく、

15 愛にあって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達するのである。

16 また、キリストを基として、全身はすべての節々の助けにより、しっかりと組み合わされ結び合わされ、それぞれの部分は分に応じて働き、からだを成長させ、愛のうちに育てられていくのである。

17 そこで、わたしは主にあっておごそかに勧める。あなたがたは今後、異邦人がむなしい心で歩いているように歩いてはならない。

18 彼らの知力は暗くなり、その内なる無知と心の硬化とにより、神のいのちから遠く離れ、

19 自ら無感覚になって、ほしいままにあらゆる不潔な行いをして、放縦に身をゆだねている。

20 しかしあなたがたは、そのようにキリストに学んだのではなかった。

21 あなたがたはたしかに彼に聞き、彼にあって教えられて、イエスにある真理をそのまま学んだはずである。