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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

『LUCY』人間の欲求

 

映画『LUCY』インターナショナルトレーラー - YouTube

 本編を観たわけではないので細部に関してはわからないが、このトレーラーから判断すると、有名女優を起用したサイエンス・ファンタジー映画という表現形式を使っているが、本質的なテーマは非常に古く、また根源的なものである。つまり創世記第三章に啓示されている人間の欲求、狡猾なへびの誘惑によって植えつけられた、『知恵を得ることによって神のようになる』という欲求を投影したものである。

創世記3:1-5

1 さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。

2 女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、

3 ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。

4 へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。

5 それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。 

 この映画では、一人の平凡な女性が腹部(!)に入れられたドラッグの影響により、脳の潜在能力を100%使えるようになり、それによって「神のような」存在になると設定されている。しかし人間はたとい超越的な知恵を持ったとしても、あくまで被造物に過ぎず、決して唯一の創造主にはなることはできないのである。

 主人公の女性が「LUCY」(原意は「光」という意味をもつ)という名前であることに、悪魔の別名、「LUCIFER」と関連づけて考えるのは、単なる私の妄想だろうか。