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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

精錬された信仰による希望

Ⅱペテロ3:8-14

8 愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。

9 ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。

10 しかし、主の日は盗人のように襲って来る。その日には、天は大音響をたてて消え去り、天体は焼けてくずれ、地とその上に造り出されたものも、みな焼きつくされるであろう。

11 このように、これらはみなくずれ落ちていくものであるから、神の日の到来を熱心に待ち望んでいるあなたがたは、

12 極力、きよく信心深い行いをしていなければならない。その日には、天は燃えくずれ、天体は焼けうせてしまう。

13 しかし、わたしたちは、神の約束に従って、義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる。

14 愛する者たちよ。それだから、この日を待っているあなたがたは、しみもなくきずもなく、安らかな心で、神のみまえに出られるように励みなさい。

 使徒ペテロはイスラエルの民に属し、十二使徒のひとりとして、メシアが統治する王国としてのイスラエルの復興を何よりも望んでいた。復活したイエス・キリストに対する弟子達の質問が、その関心を表している。

使徒1:6

さて、弟子たちが一緒に集まったとき、イエスに問うて言った、「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」。

  しかし、晩年に書かれたこの手紙の中で、使徒ペテロは地上におけるキリストの千年王国の実現をさらに超えて、「義の住む新しい天と新しい地」を待ち望んでいたことを書き記している(13節)。勿論彼は、キリストの再臨の際に信者が復活することや、千年王国においてキリストと王国を統治する教えを知り、それを教会に宣べ伝えていた。それでも彼の希望は、地上における千年王国をはるかに超えて、神の計画の完成に置かれていたのである。

 ここに成熟した知識と、精錬された信仰とによる、何にも縛られない真に自由な希望がある。