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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

「苦難の花」「復活の花」

シンボリズム

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 何故かボローニャの自宅の近くには、「パッションフラワー」もしくは「時計草」と呼ばれる、なんとも不思議な花の垣根がいくつもある。その特殊な形の雄蕊や雌蕊から、キリストの十字架の苦難を表すものとして「パッション」フラワーという名前がつけられたそうである。トケイソウ - Wikipedia
 しかし私は、そのシンボリズム的観点よりも、この植物自身が「表現している」生命力に感動する。冬の期間、同じ道を通ってもそれらの垣根には枯れ果てたような裸の枝しか残っていない。しかしやがて春が訪れ五月になると、青々とした茂った葉の間に、いつのまにかこのような信じられないような構造と色を持った花を静かに、そして気高く咲かせ、道行く人の心を魅了するのである。
 その慎ましくも圧倒的な創造性に満ちた生命力は、キリストの復活による新しい命に生きる心に心地よく共鳴するのである。