an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

ソドムやエジプトと呼ばれる都

黙示11:1-8

1 それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と祭壇と、また、そこで礼拝している人を測れ。

2 聖所の外の庭は、異邦人に与えられているゆえ、そのままに差し置きなさい。測ってはいけない。彼らは聖なる都を四十二か月の間踏みにじる。

3 それから、わたしがわたしのふたりの証人に許すと、彼らは荒布を着て千二百六十日の間預言する。」

4 彼らは全地の主の御前にある二本のオリーブの木、また二つの燭台である。

5 彼らに害を加えようとする者があれば、火が彼らの口から出て、敵を滅ぼし尽くす。彼らに害を加えようとする者があれば、必ずこのように殺される。

6 この人たちは、預言をしている期間は雨が降らないように天を閉じる力を持っており、また、水を血に変え、そのうえ、思うままに、何度でも、あらゆる災害をもって地を打つ力を持っている。

7 そして彼らがあかしを終えると、底知れぬ所から上って来る獣が、彼らと戦って勝ち、彼らを殺す。

8 彼らの死体は、霊的な理解ではソドムやエジプトと呼ばれる大きな都の大通りにさらされる。彼らの主もその都で十字架につけられたのである。  

   過越しの祭りにおいて、十字架の上で命を捧げるために主イエスがエルサレムの都に上った時、弟子達は「先生、ごらんなさい。なんという見事な石、なんという立派な建物でしょう」と言って、神の宮の壮大さに感動し喜んだが、イエスはその上に下る神の裁きを預言し、涙を流された。そして宮の霊的状態を見て、『強盗の巣』だと言われた。

 主なる神はその御名のためにエルサレムを「聖なる都」として選ばれた。しかし、その都において御子は十字架につけられた。そして来る大患難の時期には踏みにじられ、男色にふけり淫らで不道徳であったがゆえに裁きを受けた「ソドム」に、神に逆らって頑なになり十の災厄の裁きを受けた「エジプト」に喩えられることになる。

 私達は、主なる神が見ているように見る霊的な目を得ることはできるだろうか。