an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

地の塩

 サイト「真理のみことば伝道協会」

『出生率の低下という難問』

http://cult-sos.jp/message_of_the_bible/1410/

 確かに先月ロンドンへ行ったとき、アジア・中東のイスラム教徒の数とその経済力に非常に驚いた。イタリアよりも数歩先に行っている印象であった。植民地政策で巨万の富と繁栄を享受した人々は、自分たちの投げた石がこのような形で自国に跳ね返って来ることなど予想もしていなかっただろうし、関心さえもなかっただろう。

 人類の歴史は繁栄と衰退の繰り返しだから、今の時代の現状もその例外ではない。倫理的堕落はどの時代でもある。しかし条件が揃うと急激に繁殖するカビのように、終わりの時には、霊的・倫理的堕落は最も神聖な領域で、社会の核でもある「結婚」「家族」という価値観にまで浸透してしまっている。

 しかしクリスチャンにとっての本当の問題は、地上の教会がその影響を受けてしまっていることにある。霊的指導者が自ら離婚・再婚をして、自己正当化するために聖書の教えを歪めたり、同性愛を容認したりしている。「地の塩」として腐敗を阻止するどころか、自ら培養器となって猛毒のウィルスを増やしている有様である。

マタイ5:13

あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。

 何年も前、ひとりの老齢の神の僕が、教職者の離婚・再婚問題についてこう言っていた。「この扉を一度開けてしまったら、誰も閉じることはできなくなるだろう」と。確かにそうなってしまった。今は聖書の教えを守ろうとする者は、「律法主義者」「恵みを理解していない者」「時代遅れの頑固者」として嘲笑される時代である。

Ⅱテモテ2:19

しかし、神のゆるがない土台はすえられていて、それに次の句が証印として、しるされている。「主は自分の者たちを知る」。また「主の名を呼ぶ者は、すべて不義から離れよ」。 

 主イエスは、私達を「真理をそしる者」「神の恵みを放縦な生活に変える不信仰な者」として知っておられるだろうか。それとも「地の塩」としてだろうか。