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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

ウエストミンスター寺院の中庭の芝生

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 先日、ロンドンのウェストミンスター寺院を見学した。イタリアのカトリック教会の建造物や装飾を見慣れている私も、その中の独特の圧迫感には驚いた。強烈な御香の臭い、あらゆる床や壁に所狭しと埋め込まれた政治家や著名な作家の墓碑、中央床面の白黒の格子柄、数々のオベリスク柱、アメリカの大統領フランクリン・ルーズベルトを讃える記念碑、あらゆる要素が饒舌に自己主張している。内部の写真撮影は許可されていなかったが、たとい写真を撮ったとしてもあの雰囲気は撮り込むことはできなかっただろう。

 墓碑に刻み込まれた偉業や信仰を讃える言葉を虚ろに眺める観光客。多くの人は、まだ生きているキリストを知らないだろう。そのような彼らに、この建造物はどんなメッセージを伝えているのだろうか。

 ロンドンでは日常的であろう、どんよりとした薄暗い天気にもかかわらず、中庭の芝生の緑が、眩しいぐらい輝いていたのが印象的であった。