an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

心の色

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 たまに帰ると日本の湿度の高さに参ってしまう。しかし先日、この苔のある風景を見て、湿度が高いことから生まれてくるその美しさに感動してしまった。あの深い緑は、アルプスを越えてフランスへ行った時にみた目の覚めるような緑とも違う、私のもはや危うくなった語彙では「深い」としか言いようのない色合いである(写真ではあの匂い立つような色はとても出ていないが)。

 降り注ぐ恵みの「雨」に感謝し、祈りうちにおりる「朝露」に心を潤わせ、キリストの啓示という「霧」の中に身を隠す。そのような魂の「色」は、神の目にどのように映るのだろうか。