an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

「自分の神を頼みにする」ということ

ダニエル6:23

そこで王は大いに喜び、ダニエルを穴の中から出せと命じたので、ダニエルは穴の中から出されたが、その身になんの害をも受けていなかった。これは彼が自分の神を頼みとしていたからである。 

  ダニエルは、自分のことを心配して、「どうか、あなたの常に仕える神が、あなたを救われるように」と声をかけてくれたダリヨス王に、命乞いをしなかった。政治的駆け引きもしなかった。封印されていた石を力づくで動かそうともしなかった。ライオンらの口を閉じるために何もしなかった。ただ穴の中でライオンと共にいるだけだった。

 私達は困難の中で、なぜ「動き回っている」のだろうか。「自分の神を頼みにする」と言いながらも、如何に自分の解決策を自分で探していることか。

マタイ6:6

あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いてくださるであろう。 

 時に困難や試練は、隠れたことを見ておられる父なる神が「隠れている所」へ私達を押入れ、後ろから戸を閉じてしまう。そこで「自分の神を頼みにする」ということが如何なることか、実体験を通して学ぶのである。ヨナが魚の腹の中で祈ったように。