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an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

言語を超えたイエス・キリストとの霊的交わり(2)

N姉の証し

 シチリア島出身のこの女性は、四十歳のときに脳梗塞で入院した。幸い命に別状はなかったが、病院に駆け付けた夫や二人の子供たちのことを認識できず、自分の名前さえも思い出せない状態であった。

 彼女は、病気で倒れる少し前から教会に通い始めていた。周りから非難されたり、馬鹿にされていたが、崩壊寸前だった家庭を取り戻す唯一の希望をイエス・キリストに見出しつつあった。

 ある日彼女は、病院に訪れた「自分の夫だと主張している親切な男性」に聖書を持って来てくれと頼んだ。自分の名前さえ忘れてしまっていたこの女性は、聖書や信仰については覚えていたのである。自分では読める状態ではなかったので、夫に読んでもらっていた。そうするうちに、以前は信仰を馬鹿にしていた夫が教会に通い始め、キリストの救いを受けた。そして祈りを通して彼女も癒され、キリストを完全に信じ救われ、今は娘も救われ、息子も教会に通い始めている。

 この例は、神の霊が人間の一番根本的な認知機能や記憶層よりもさらに深い所に働きかけることを、現実的に証明していないだろうか。