an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

試練

キリストの出現とその御国とを思い

Ⅱテモテ4:1-5 1 神のみまえと、生きている者と死んだ者とをさばくべきキリスト・イエスのみまえで、キリストの出現とその御国とを思い、おごそかに命じる。 2 御言を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み、あくまでも寛容な心でよく教えて…

福音宣教の「舵取り」

使徒9:17-30 17 そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った、「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわ…

葦の海に通じる荒野の道

出エジプト13:17-20(新共同訳) 17 さて、ファラオが民を去らせたとき、神は彼らをペリシテ街道には導かれなかった。それは近道であったが、民が戦わねばならぬことを知って後悔し、エジプトに帰ろうとするかもしれない、と思われたからである。 18…

「アバ、父よ」と呼ぶ御子の霊によって

イザヤ63:15-16 15 どうか、天から見おろし、その聖なる栄光あるすみかからごらんください。あなたの熱心と、大能とはどこにありますか。あなたのせつなる同情とあわれみとはおさえられて、わたしにあらわれません。 16 たといアブラハムがわれわれ…

「没薬を混ぜた葡萄酒」を飲まなかった御子イエス

マタイ27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。 御子イエスが十字架に架けられる前に差し出された「苦味を混ぜた葡萄酒」の「苦味」と和訳されている原語 【χολή cholē…

「Θ」の文字が刻みこまれたリベルテンの家族の石碑

ボローニャ市立考古学博物館のエントランスに展示してある、紀元前一世紀後半から末の時代の石碑。 左の初老の男性とベールで頭を覆った女性は、それぞれ「リベルテン」つまり奴隷としての社会地位から解放されローマ市民権を獲得していた人物(使徒行伝6:…

世の欲と誘惑

マタイ4:8-10 8 次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて 9 言った、「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」。 10 するとイエスは彼に言われた、「サ…

エレミヤの嘆き、そして御子イエスの招き

エレミヤ15:15-21 15 主よ、あなたは知っておられます。わたしを覚え、わたしを顧みてください。わたしを迫害する者に、あだを返し、あなたの寛容によって、わたしを取り去らないでください。わたしがあなたのために、はずかしめを受けるのを知って…

「色」を失うことで顕れるもの

先日、読者の方から日本の彼岸花(別名:曼殊沙華、イタリア語名は【Giglio ragno rosso】で直訳すると【赤蜘蛛ユリ】である)の写真が一枚送られてきた。久しぶりに見るその鮮やかな色に感動していたのだが、同じ方から次の日に同一の写真のモノクロームの…

詩篇34篇 苦しむ者の証し

詩篇34 1 ダビデがアビメレクの前で狂ったさまをよそおい、追われて出ていったときの歌 わたしは常に主をほめまつる。そのさんびはわたしの口に絶えない。 2 わが魂は主によって誇る。苦しむ者はこれを聞いて喜ぶであろう。 3 わたしと共に主をあがめよ、…

ジョン・オーウェンの試練、そして予定論の不条理

17世紀の神学者ジョン・オーウェン(1616-1683)の生涯に関するある記述を読んで興味をもち、彼の著作に関してリサーチしたのだが、WEB上では日本語に翻訳されたものは非常に少ないことがわかった。 私がなぜオーウェンに興味を持ったかというと…

恥をもいとわないで十字架を忍び

へブル12:2 信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。彼は、自分の前におかれている喜びのゆえに、恥をもいとわないで十字架を忍び、神の御座の右に座するに至ったのである。 「恥をも厭わないで」(新改訳:は…

私たちの前に置かれている競走

へブル11:39-40;12:1-3(新改訳) 39 さて、これらの人々はみな、信仰によってあかしされたが、約束のものは受けなかった。 40 神はわたしたちのために、さらに良いものをあらかじめ備えて下さっているので、わたしたちをほかにしては彼らが…

喜びと愛を失ってしまった魂に対する主の憐み

マラキ3:13-18 13 主は言われる、あなたがたは言葉を激しくして、わたしに逆らった。しかもあなたがたは『われわれはあなたに逆らって、どんな事を言ったか』と言う。 14 あなたがたは言った、『神に仕える事はつまらない。われわれがその命令を守り…

あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。

ルカ12:13-21 13 群衆の中のひとりがイエスに言った、「先生、わたしの兄弟に、遺産を分けてくれるようにおっしゃってください」。 14 彼に言われた、「人よ、だれがわたしをあなたがたの裁判人または分配人に立てたのか」。 15 それから人々にむか…

御子の啓示

ヴィーゼルの衝撃的なドキュメント『夜』は、十五歳の時、ナチにより家族と共にアウシュヴィッツ強制収容所に連行され、翌年ブッヒェンブァルトで奇跡的に解放されるまでの記録である。この地獄ともいうべき体験の中で、彼は母と妹そして最後に父を失った。 …

御子を試そうとする質問

マルコ10:1-12 1 それから、イエスはそこを去って、ユダヤの地方とヨルダンの向こう側へ行かれたが、群衆がまた寄り集まったので、いつものように、また教えておられた。 2 そのとき、パリサイ人たちが近づいてきて、イエスを試みようとして質問した…

「わたしの飲もうとしている杯を飲むことができるか」

マタイ20:20-23 20 そのとき、ゼベダイの子らの母が、その子らと一緒にイエスのもとにきてひざまずき、何事かをお願いした。 21 そこでイエスは彼女に言われた、「何をしてほしいのか」。彼女は言った、「わたしのこのふたりのむすこが、あなたの御…

十字架による全く新しいアイデンティティー

ガラテヤ2:15-20 15 わたしたちは生れながらのユダヤ人であって、異邦人なる罪人ではないが、 16 人の義とされるのは律法の行いによるのではなく、ただキリスト・イエスを信じる信仰によることを認めて、わたしたちもキリスト・イエスを信じたのであ…

災難や災害という「鏡」

ルカ13:1-5 1 ちょうどその時、ある人々がきて、ピラトがガリラヤ人たちの血を流し、それを彼らの犠牲の血に混ぜたことを、イエスに知らせた。 2 そこでイエスは答えて言われた、「それらのガリラヤ人が、そのような災難にあったからといって、他のす…

沈みかけた舟の中で寝ていた主イエス・キリスト

マルコ4:35-41 35 さてその日、夕方になると、イエスは弟子たちに、「向こう岸へ渡ろう」と言われた。 36 そこで、彼らは群衆をあとに残し、イエスが舟に乗っておられるまま、乗り出した。ほかの舟も一緒に行った。 37 すると、激しい突風が起り、波…

『ローマびとへの手紙』(42)神を誇り、神を喜ぶ

ローマ5:9-11 9 わたしたちは、キリストの血によって今は義とされているのだから、なおさら、彼によって神の怒りから救われるであろう。 10 もし、わたしたちが敵であった時でさえ、御子の死によって神との和解を受けたとすれば、和解を受けている今は…

『ローマびとへの手紙』(39)イエス・キリストの恵みにとどまる

ローマ5:1-5 1 このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。 2 わたしたちは、さらに彼により、いま立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ、そして、神の栄…

「わたしは死んだことはあるが、見よ、世々限りなく生きている者である。」

黙示録1:17-18 17 わたしは彼を見たとき、その足もとに倒れて死人のようになった。すると、彼は右手をわたしの上において言った、「恐れるな。わたしは初めであり、終りであり、 18 また、生きている者である。わたしは死んだことはあるが、見よ、世…

自殺について

村上 密師のブログの記事『自殺は罪ですか』 これは本当に驚くべき内容である。その原因が何であれ、そして遺された人々が後からどのような説明を加えようとも、一人の魂が自ら命を絶つという選択行為は癒しがたい深い傷を残す。その選択は取返しつかない行…

エサウの子エリパズの子孫の霊

創世記36:10-12 10 エサウの子らの名は次のとおりである。すなわちエサウの妻アダの子はエリパズ。エサウの妻バスマテの子はリウエル。 11 エリパズの子らはテマン、オマル、ゼポ、ガタム、ケナズである。 12 テムナはエサウの子エリパズのそばめで…

試練の境界線

Iコリント10:13 あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。 この聖句は、多く…

死地にひかれゆく者を助け出せ、滅びによろめきゆく者を救え

箴言24:10-12 10 もしあなたが悩みの日に気をくじくならば、あなたの力は弱い。 11 死地にひかれゆく者を助け出せ、滅びによろめきゆく者を救え。 12 あなたが、われわれはこれを知らなかったといっても、心をはかる者はそれを悟らないであろうか。…

剣をとる者はみな、剣で滅びる。

マタイ26:51-54 51 すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、そして大祭司の僕に切りかかって、その片耳を切り落した。 52 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅…

感謝のうちの自省

マルコ4:35-41 35 さてその日、夕方になると、イエスは弟子たちに、「向こう岸へ渡ろう」と言われた。 36 そこで、彼らは群衆をあとに残し、イエスが舟に乗っておられるまま、乗り出した。ほかの舟も一緒に行った。 37 すると、激しい突風が起り、波…