an east window

夜明けとなって、明けの明星が心の中に上るまで

証し

病の中に顕れたキリストのいのち

月初めからの無理がたたって体調を崩してしまい、先週木曜日の夕方の祈祷会の後からほぼ一週間寝込んでしまった。体中にボローニャの赤レンガを巻きつけたような状態で、寝返り打つのも辛い状態だったが、昨日から回復しはじめ、やっとPCによる仕事ができる…

持ち主の所へ帰ったスペイン語聖書

忌々しいスキャンダルによって躓き、礼拝に参加しなくなった人達と家庭礼拝を週に二回程捧げる恵みに与っている。御言葉と祈り、そして伴奏なしの讃美歌、という本質的な要素だけに絞り、ひたすら神の臨在に留まり、キリストの十字架を見上げ感謝し、深い傷…

時に適った問いかけ

昨日の記事でミケランジェロについて触れたが、そのことが私にとってある重要な出来事の記憶を思い出させた。 ボローニャに移り住んでしばらく、目に映るものの全てが自分に語りかけているように感じ、町中を歩き、モノクロームの写真を撮りまくっていた時期…

やるせなさ

ボローニャのマッジョーレ広場。昼間には人々が行き交い、出会い、おしゃべりしたりする空間だが、さすがに冬の雨の日の夕食時となると、人の姿はまばらになり、濡れた石畳に映り込む光は、哀愁を帯びて見える。 少々感傷的になっていると、以前この広場で出…

残された人々への手紙

12歳で突然の死を迎えた少女。彼女の部屋には未来の自分に宛てた手紙が残されていた。 : カラパイア そういえば、神との関係はどう? ちゃんと御祈りして、尊敬して、聖書を読んで、神の為に尽くしましたか? もししてないのであれば、【今すぐ】やりなさい…

律法学者、弟子、そして主人(2)新しいものと古いもの

マタイ13:52 そこで、イエスは彼らに言われた、「それだから、天国のことを学んだ学者は、新しいものと古いものとを、その倉から取り出す一家の主人のようなものである」。 『律法学者、弟子、そして主人(1)』において、キリストの十字架を通して新…

この一瞬

星新一「今年もまたご一緒に九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう」 | DDN JAPAN 今年もまたご一緒に 九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。 これは地球が太陽の周りを一周する距離です。 速度はマッハ93。 安全です。 他の乗…

背が低くても、曲がった腕でも

新年あけましておめでとうございます。 ピリピ2:12-16 12 そういうわけですから、愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いを達成してください。 13 神は、みこころのまま…

部屋の中の死、そして御言葉との出会い

三十一歳の若さでこの世を去った石田徹也氏のこの作品を観て、留学したばかりの一人暮らしの頃を思い出した。イタリアの眩しい光が差し込むガランとした部屋に一人いて、しかし心の中に「死のようなもの」が無言で居座っていた。 まるでこの絵画の中の電車の…

命の代価を感じていますか

【命】 宮越由貴奈(小学4年生) 命はとても大切だ 人間が生きるための電池みたいだ でも電池はいつか切れる 命もいつかはなくなる 電池はすぐにとりかえられるけど 命はそう簡単にはとりかえられない 何年も何年も 月日がたってやっと 神様から与えられる…

Amish - A Secret Life

Amish - A Secret Life (BBC 2012) - YouTube 家庭は教会であり、家庭礼拝が教会の核であることを静かに証ししている。 聖書、祈り、賛美、そして交わり。

信頼の代価

真理のみことば伝道協会 「ある少女の祈り」 http://cult-sos.jp/message_of_the_bible/1397/ 一人の母親が難産によって亡くなったこと、新生児と2歳の女の子が孤児となったこと、その夜、赤道直下のコンゴの病院に残っていた唯一の湯たんぽが破けてしまっ…

弱い時こそ、強い

最近ルーマニア人の兄弟から、以前私が訪問して交わりの時を持ったことがある一人の牧師の現況を聞いた。十年以上前に訪問した時は、いくつもの教会の牧師を兼任し、一日に二か所以上の教会の礼拝を毎日していた。ヤコブの手紙の御言葉通り、病気で自宅から…

聖書に書き込まれた名

近所にあるアンティーク雑貨を扱う小さな店(元々肉屋だったおじさんが、趣味が高じて始めた店)で、戦前のイタリア語聖書を見つけた。表紙が黒く、天地と小口が赤い、一目で昔の宗教本だとわかる外観で、すぐに手に取って開いてみた。黄ばんだ頁に沢山の書…

イエスを知ること

ヨハネ8:28(口語訳) そこでイエスは言われた、「あなたがたが人の子を上げてしまった後はじめて、わたしがそういう者であること、また、わたしは自分からは何もせず、ただ父が教えて下さったままを話していたことが、わかってくるであろう。 (新改訳…

ハンセン病療養所でみたキリストの御国

今から十五年以上前、ルーマニアの東部、ウクライナとの国境の近くにあるトゥルチャという小さな町の外れにあるハンセン病療養所に訪問した経験がある。チャウセスク独裁国家の時代には、社会から隔離され、その存在すらも一般に知られていなかった、とルー…

言語を超えたイエス・キリストとの霊的交わり(2)

N姉の証し シチリア島出身のこの女性は、四十歳のときに脳梗塞で入院した。幸い命に別状はなかったが、病院に駆け付けた夫や二人の子供たちのことを認識できず、自分の名前さえも思い出せない状態であった。 彼女は、病気で倒れる少し前から教会に通い始めて…